南米最大デジタル銀行Nubankが独自暗号資産「Nucoin」正式ローンチ、ポリゴンで

ヌバンクが独自暗号資産「Nucoin」をローンチ

ブラジルのデジタル銀行Nubank(ヌバンク)が、独自の暗号資産(仮想通貨)「Nucoin」の正式ローンチを3月1日発表した。

Nubankは著名投資家ウォーレン・バフェット(Wallen Buffet)氏が出資する銀行だ。なお昨年10月に「Nucoin」が2023年前半にローンチ予定であることが発表されていた。

今回の発表によれば、「Nucoin」は約7,000万人以上のNubank顧客へ向け、「Nucoin」総発行額の約80%がエアドロップされるという。エアドロップは今月後半より開始される予定だ。

また「Nucoin」の発行にはPolygon Labs(ポリゴンラボ)が協力しているとのことで、ブロックチェーンにはポリゴン(Polygon/MATIC)が採用されているという。

地元紙のビットコインポータルによれば、「Nucoinは1000億生成され、約80%がエンドユーザーへ提供される」とNubankが同紙へのインタビューで語ったという。

NubankのNucoin担当ゼネラルマネージャーであるフェルナンド・チャプスキー(Fernando Czapski)氏は「『Nucoin』は、顧客とパートナー企業が共創するロイヤリティ革命であり、Nubank内外において 『Nucoin』の有用性を高めることで、エコシステムをより強固なものにしていく」とコメントしている。

特典について

なおエアドロップの他にも様々な特典が用意されているようだ。具体的には最大で100万レアルの賞金が獲得できる宝くじ企画や、Nubankのデビットカード・クレジットカード・アプリから暗号資産を購入するとことで、1レアル毎に一定額の「Nucoin」を受け取れるコインバックなどが予定されているという。

また活動的なユーザーには、「Nucoin」のプロトコルや製品の将来について提案やフィードバックを行う権利が与えられるという。

Nubankは今後、顧客へ更なる特典を導入していく予定だとしている。

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参考:Nubank
デザイン:一本寿和

images:iStock/StationaryTraveller・Ninja-Studio

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髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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