クラーケンにポルカドットパラチェーン「HydraDX(HDX)」上場

クラーケンにHDX上場

米サンフランシスコ拠点の大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、暗号資産ハイドラディーエックス:HydraDX(HDX)取り扱い開始を1月24日発表した。

HDXの取引は既に開始されており、クラーケン(販売所)およびクラーケンプロ(取引所)でサポートされている。

取引ペアについては米ドル(USD)およびユーロ(EUR)に対応しており、入金は既に開始されている。

なお米国、カナダ、日本の居住者はサービス対象外となる。クラーケンジャパンについては、1月31日付けにて日本における暗号資産交換業の廃止が決定している。

ハイドラディーエックス(HDX)とは

ハイドラディーエックスは、異なるブロックチェーンの相互運用(インターオペラビリティ)を目指すPolkadot(ポルカドット)のパラチェーンだ。パラチェーンとはポルカドットエコシステムにおいて稼働する個々のブロックチェーンのこと。

なおハイドラディーエックスの姉妹チェーンであるバジリスク:Basilisk(BSX)はポルカドットのカナリア(実験用)ネットワークであるKusama(クサマ)のパラチェーンとして稼働している。BSXは昨年8月にクラーケンに上場している。

ハイドラディーエックスはクロスチェーン流動性プロトコルとして、ポルカドットエコシステム内にLBP(Liquidity Bootstrap Pool)やマルチアセットプールを提供している。

またHDXはハイドラディーエックスのネイティブ トークンであり、ガバナンス、ステーキングなどに使用される。

関連ニュース

クラーケングローバル、Kusamaパラチェーン「Basilisk(BSX)」上場

ポルカドット(DOT)、チェーン間通信方式「XCM」アップグレード

ポルカドット(DOT)創設者ギャビンウッド、ParityのCEO退任しチーフアーキテクトに

ポルカドット(DOT)、分散性強化する新ガバナンスシステム発表

web3の未来は? 暗号資産/ブロックチェーン業界を牽引する80人の「2023年の展望」

参考:クラーケン
デザイン:一本寿和

images:iStocks/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道