米PwCが仮想通貨取引監査ソフトウェアリリース、YouNowが独自通貨Props利用のためSEC申請などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

米PwCが仮想通貨取引を監査するソフトウェアをリリース

・アメリカの会計事務所PwC社が仮想通貨(暗号資産)取引の監査ができるソフトウェアをリリースしたことを発表

・同ソフトウェアはPwC社が提供している監査ツール「Halo」への追加ソフトウェアとなる

・同ソフトウェアの効果として、①暗号通貨の所有を証明するために必要な「秘密鍵と公開アドレスのペアリング」の証拠を提供すること②他社に頼ることなく独立した立場にてブロックチェーンのトランザクションや残高に関する情報を安全に取集することとのこと

・対象の通貨として、Bitcoin、Bitcoin Cash、Bitcoin Gold、Bitcoin Diamond、LiteCoin、Ethereum、ERC20-OAXトークン、Rippleとなっている

アメリカのビデオストリーミングサービスYouNowが独自通貨Props利用のためSECに申請

・ロイター通信によると、アメリカのビデオストリーミング企業「YouNow」が6月19日にSEC(アメリカ証券取引委員会)にPropsという独自通貨による公募案を提出移したことが明らかになった

・YouNowは2017年からオープンソースのプロジェクト「Props」を開始、Propsでは独自チェーンのPropsChainやPropsProtocolなどが開発されており、発行する1億2000万PropsをProps経済圏に貢献してくれている開発者、バリデータ、ユーザーに配る予定。なおYouNowの現在の登録ユーザー数は4700万人である

・YouNowのCEO Adi Sideman氏は「YouNow内のコンテンツクリエイターやモデレーターはYouNowの経済システムを支えてくれていると思います。だからPropsのように仮想通貨を通して、透明性があり非常に正確な報酬を与えていければ良いと考えています」とロイター通信の取材に答えている

IBM Blockchain Platformがアップデート、AWSやMicrosoft Azureにデプロイが可能に

・IBMの提供する法人向けブロックチェーンプラットフォームのIBM Blockchain Platformがアップデートし、マルチクラウド化したことを同社プレスリリースで発表された

・このアップデートによって、今まで対応していたIBM Cloudの他にAmazon AWSとMicrosoft Azureなどのクラウドサービス上でも実行が可能になった

・また、このアップデートで料金体系に大幅な変更がされ、仮想プロセッサー・コア (VPC) の使用量に基づく新しい時間単位の料金モデルが導入された。これにより大企業だけでなく中小企業にも手が届くプラットフォームになったとのことだ

 

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あたらしい経済 編集部

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