Cash App、米国でライトニングネットワークでビットコイン受け取り可能に

Cash App、米国でLightning NetworkでBTC受け取り可能に

ブロック(Block)が開発・運営する決済アプリ「キャッシュアップ(Cash App)」のユーザーが、ライトニングネットワーク(Lightning Network)を使用してビットコインを受信できるようになった。キャッシュアップのビットコインプロダクトリードのマイケル・リハニ(Michael Rihani)氏が、10月25日にツイッターで明かした。なおブロックは、ツイッターの共同創業者ジャック・ドーシー氏がCEOを務める決済企業で、昨年スクエア(Square)から社名変更した。

ライトニングネットワークは、ビットコインの取引を高速化し、送金手数料を安価にするレイヤー2ソリューション。ビットコインの少額決済などに利用することができる技術。

なお今年1月より「キャッシュアップ」はライトニングネットワークを使用してビットコインを送信できるようになっていた。今回のアップデートで、ライトニングネットワークを使った送受信に対応したことになる。

ライトニングネットワークでの送受信機能は、現在ニューヨーク州の居住者を除いた、米国内のキャッシュアップのユーザーが利用できるという。なおユーザーはライトニングネットワークを利用して、7日間に999ドルまでのビットコインの送受信が可能とのことだ。

なおブロックの子会社でビットコイン基盤の分散型ウェブ「web5」を開発するTBDが、ステーブルコイン「USDC」を運営・管理するサークル(Cirlce)と連携したことを9月末に発表している。

参考:Twitter
images:iStocks/24K-Production

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した