クラーケンジャパンにカルダノ(ADA)上場、ステーキングも開始

クラーケンジャパンにADA上場

国内暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンジャパンが、暗号資産カルダノ(ADA)の取り扱い開始を10月12日発表した。

ADAの取り扱いは、販売所および取引所の両サービスが対象となるようだ。取引所においてはUSD・EUR・BTC・ETHとの取引ペアが対応している。

またクラーケンジャパンでは、ADAのステーキングサービスも提供するという。

発表時点において、クラーケンのADAステーキングの年利(単利)は4%〜6%となっているとのことだ。なお利率は今後変更される可能性があるとしている。

国内暗号資産交換業者がADAを取り扱うのは11社目となる。またステーキングサービスで提供するのはGMOコイン、ビットポイントジャパン、SBI VCトレード、コイントレードに続き5社目となる。

今回のADA上場によりクラーケンジャパンでは合計14銘柄を取り扱うことになった。取り扱い銘柄はビットコイン(XBT:BTC)、 イーサリアム(ETH)、 リップル(XRP)、 ビットコインキャッシュ(BCH)、 ライトコイン(LTC)、チェーンリンク(LINK)、ベーシック・アテンション・トークン(BAT)、OMGネットワーク(OMG)、ポルカドット(DOT)、エンジンコイン(ENJ)、ステラルーメン(XLM)、イーサリアムクラシック(ETC)、元素騎士メタバース(MV)、カルダノ(ADA)となっている。なお法定通貨については日本円(JPY)、米ドル(USD)、ユーロ(EUR)が取り扱われている。

またクラーケンジャパンのステーキングサービスでは今回のADAの他、イーサリアム(ETH)と(ポルカドット(DOT)を取り扱っている。

ステーキングとは

ステーキングとは、「バリデーター」と呼ばれるユーザーが、対象となる暗号資産を一定量保有(ロック)することで取引記録のブロック生成プロセスに参加し、報酬を得る行為のことだ。コンセンサスアルゴリズムの「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」を採用するブロックチェーンで実行が可能となっている。

なおコンセンサスアルゴリズムとは、暗号資産のブロックを追加する際の合意形成のアルゴリズムである。 暗号資産取引所が提供するステーキングサービスは、ユーザーからトークンをプールに集め、ネットワークにまとめて預け入れる形式をとる。そのためユーザーはステーキング参加に本来必要な暗号資産保有量を持たなくとも、少額でステーキング報酬が得られる。

クラーケンジャパンにおいてのステーキングの法的整理として、「クラーケンジャパンの運営会社であるPayward Asiaの関係会社が消費貸借契約によってユーザーから借り受けた暗号資産を原資として当該暗号資産のステーキングに参加し、その報酬の全部又は一部に相当する暗号資産をリワード(貸借料)としてユーザーに支払うことで、ユーザーが間接的にステーキングに参加することを目的としている」と説明されている。

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暗号資産(仮想通貨)の「ステーキング」とは?

参考:クラーケンジャパン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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