国内初、クラーケンジャパンで「元素騎士メタバース(MV)」上場

クラーケンジャパンが元素騎士メタバース(MV)取り扱い開始

国内暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンジャパンが、暗号資産「元素騎士メタバース:GensoKishi Metaverse(MV)」の取り扱いを6月29日開始したことが分かった。MVの取り扱いは国内において初となる。

発表によるとMVの取り扱いは、販売所および取引所の両サービスが対象だ。販売所では、日本円(JPY)をはじめ、米ドル(USD)およびユーロ(EUR)といった法定通貨の他、クラーケンジャパンが取扱う暗号資産での取引にも対応しているとのこと。

また取引所においては、MV/USD、MV/EURのみの取扱いとのことで、日本円やその他暗号資産とのペアについては対象外となるようだ。なおクラーケングローバルにおいてもMV/USD、MV/EURのみの取引となっている。

今回のMV上場によりクラーケンジャパンでは合計13銘柄を取り扱うことになった。取り扱い銘柄はビットコイン(XBT:BTC)、 イーサリアム(ETH)、 リップル(XRP)、 ビットコイン・キャッシュ(BCH)、 ライトコイン(LTC)、チェーンリンク(LINK)、ベーシック・アテンション・トークン(BAT)、OMGネットワーク(OMG)、ポルカドット(DOT)、エンジンコイン(ENJ)、ステラルーメン(XLM)、イーサリアムクラシック(ETC)、元素騎士メタバース(MV)となっている。なお法定通貨については日本円(JPY)、米ドル(USD)、ユーロ(EUR)が取り扱われている。

元素騎士メタバース(MV)は、ブロックチェーン活用の3Dメタバース空間『元素騎士オンライン ~META WORLD~』で利用できるトークンだ。メタバース内の限定イベントへのアクセス、アイテムやNFTを割引価格で購入できる機能やパラメータ付与に使用できるという。またメタバース内の方針を決められる投票権(ガバナンストークン)としても機能するとのこと。記事執筆時点での時価総額は約59.5億円となっている(6/29コインマーケットキャップ調べ)。

ちなみに『元素騎士オンライン ~META WORLD~』は、人気MMORPGゲームである「エレメンタルナイツオンライン」にブロックチェーン技術を活用し、Play and ECO(プレイ・アンド・エコ)として進化させた3Dメタバース空間とのことだ。

MVは海外においてクラーケングローバルで取引が行われている他、クーコイン(KuCoin)、バイビット(Bybit)、ゲート(Gate.io)、エムイーエックスシー(MEXC)といった暗号資産取引所の他、DEX(分散型取引所)のユニスワップV2(Uniswap V2)やクイックスワップ(QuickSwap)でも取り扱われている暗号資産である。

関連ニュース

取材】クラーケンジャパン、エンジンコイン(ENJ)取扱い開始

クラーケン、ビットコインのライトニングネットワークをサポート

【取材】クラーケンジャパン、ポルカドット(DOT)取扱いとステーキング提供開始

暗号資産取引所クラーケン、ウクライナユーザーへ1000万ドル相当のビットコイン寄付へ

クラーケン、UAEアブダビで取引所運営ライセンス取得


参考:クラーケンジャパン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【10/4話題】SWIFTがデジタル資産・通貨を来年試行、グレースケールがAAVEの投資信託など(音声ニュース)

国際決済網SWIFT、デジタル資産・通貨を実際に取引へ、来年試行、Grayscale、アーベ(AAVE)の投資信託を提供開始、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をアプトスに展開、スペイン大手銀行BBVA、Visa支援で「ステーブルコイン」来年ローンチ計画か=報道、リップル、ラテンアメリカ最大の暗号資産取引所メルカドビットコインと提携、国際送金ソリューション利用へ、IMF、「エルサルバドルとのプログラム協議でビットコインは依然として重要な要素」と発言、台湾FSCが新たなマネロン防止規制を起草、プロ投資家限定で海外の暗号資産ETF投資許可も、クリスティーズ、アート作品130点以上にデジタル所有証明書発行、Base採用で、アニモカとランボルギーニ、デジタルカーを売買・所有できるプラットフォーム「Fast ForWorld」立上げ、「NewLo」のプレイシンクがコミュニティラウンドの資金調達へ、株式投資型クラウドファンディングの「イークラウド」で

マスターカードとアマゾンペイメントサービスが提携、中東・北アフリカでデジタル決済拡大へ

米決済大手マスターカード(Mastercard)が、中東・北アフリカ(MENA)地域におけるデジタル決済の普及に向け、同地域のオンライン決済ソリューションプロバイダー「アマゾンペイメントサービス(Amazon Payment Services)」と複数年にわたるパートナーシップを締結したことを9月30日発表した