Solana(SOL)インフラ開発のCoral、FTXやJumpなどから約28億円調達、独自ウォレット展開へ

Solanaインフラ開発のCoral、約28億円調達

暗号資産(仮想通貨)インフラ開発のコーラル(Coral)が、FTXベンチャーズ(FTX Ventures)とジャンプクリプト(Jump Crypto)の主導で2000万ドル(約28億円)の戦略的資金調達ラウンドを実施した。メディア「The Block」が9月28日に報じた。

コーラルは、ブロックチェーンのソラナ(Solana)開発フレームワーク「アンカー(Anchor)」を開発したことで知られている。この度、暗号資産ウォレットを開発するとのことで、一般消費向けにサービスを展開していくこととなる。

ちなみにこのラウンドは5月に実施済みであり、そのほかの参加投資家は、マルチコインキャピタル(Multicoin Capital)、アナグラム(Anagram)、K5グローバル(K5 Global)などだという。

なお調達資金は、採用活動と暗号資産ウォレット「バックパック(Backpack)」を開発するために活用するという。「バックパック」の特徴は、開発者フレームワーク「xNFT」取り入れることにあるとのことだ。「xNFT」とはユーザーがすべての資産と分散型アプリケーションに一箇所でアクセスできるようにするための開発者フレームワークだという。

創設者のアルマーニ・フェランテ(Armani Ferrante)氏は「私たちは、ソラナのエコシステムのユーザーがプロトコルやスマートコントラクトと対話する方法の機能改善を開始することにワクワクしています。xNFTは、暗号資産取引の体験をよりスムーズにし、より少ないステップを必要とし、多くのプロジェクトのコミュニティのために、よりカスタマイズされた経験を作成する力を与えます」とリリースで伝えているようだ。

ちなみに「xNFT」のプライベートベータ版は、NFTマーケットプレイスのマジックエデン(Magic Eden)やブロックチェーンゲームプロジェクトのディファイランド(DefiLand)とオウロリー(Aurory)、トレーディングアプリのマンゴマーケット(Mango Markets)が利用する予定となっているとのことだ。

参考:The Block
デザイン:一本寿和
images:iStocks/ChrisGorgio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道