米投資企業KKRとSecuritize、ファンド持分をトークン化。アバランチ(AVAX)で

KKRとSecuritize、ファンド持分をトークン化

デジタルアセット発行プラットフォーム運営のセキュリタイズ(Securitize)が、米プライベートエクイティ大手KKRのヘルスケア戦略的成長ファンドII(KKR’s Health Care Strategic Growth Fund II)の一部の持分をトークン化したことを9月13日に発表した。このトークンはセキュリティトークン(証券トークン)として、アバランチ(Avaranche)ブロックチェーン上で発行された。

なおセキュリタイズのデジタル資産運用部門セキュリタイズ・キャピタルが同ファンドを運用し、KKRのヘルスケア成長株投資戦略へのエクスポージャーを提供していくという。ちなみにこのファンドは米国証券取引委員会(SEC)の規則「Reg D 506」に基づいて提供されており、条件を満たす適格投資家が投資を行えるようになっている。

セキュリタイズはリリースでファンド持分のトークン化のメリットについて「トークン化は、最低投資金額の引き下げ、デジタル投資家のオンボーディングとコンプライアンス・プロトコルの改善、規制された代替取引システムを通じた流動性の可能性を提供します」とリリースで伝えている。

セキュリタイズCEOカルロス・ドミンゴ(Carlos Domingo)氏は「トークン化は、これまで不可能だった技術革新や商品革新を可能にすることで、プライベート市場投資への参加を目指す個人投資家の最大の課題の多くを解決する可能性を秘めています。この新しいファンドは、機関投資家の質の高い商品へのアクセスをより効率的に実現することで、プライベートエクイティ投資へのアクセスを民主化するための重要なステップとなります」とコメントしている。

KKRのマネージングディレクターで米国プライベートウェルスの共同責任者であるダン・パラント(Dan Parant)氏は「業務の非効率性をデジタル化し、個人投資家の使い勝手を向上させるブロックチェーン技術は、プライベート市場の将来において重要な役割を果たす可能性を秘めています。セキュリタイズと協力してこの技術をいち早く採用し、当社の投資を新たな投資家層に開放することを楽しみにしています」と説明した。

そしてAva Labsの社長であるジョン・ウー(John Wu)氏は「金融市場はイノベーションを求めており、過去2年間、現実世界の資産がオンチェーンに移行し、機関にとって画期的な技術の約束を実現する進化において劇的な飛躍を見てきました。この戦略的パートナーシップは、インパクトのある戦略を形成するために必要な技術と知識の両方を備えた大手投資会社のブロックチェーン活動に、より拍車をかけるに違いありません」と伝えている。

ちなみにKKRは、昨年12月にアメリカのデジタル銀行であるアンカレッジ(Anchorage)が3億5千万ドル(約400億円)を調達したシリーズDラウンドをリードした。

参考:Securitize
images:iStocks/Bulgnn・Ninja-Studio

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竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

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「あたらしい経済」の編集者・記者。

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