FTX JPで「アバランチ(AVAX)」上場、国内2例目

FTX JPでAVAX上場

国内暗号資産(仮想通貨)取引所FTX Japanが、新たに暗号資産アバランチ(AVAX)の取り扱い開始を9月8日発表した。

なおAVAXが国内にて上場したのはオーケーコインジャパンに続き2例目となる。またDMM Bitcoinが取り扱い予定を先月26日に発表している。

FTXJPでのAVAXの取り扱いは、販売所および取引所サービスにおける現物取引、そしてパーペチュアル取引においてサポート開始した。

なお「パーペチュアル取引」とは、現物と先物、CFDの特徴を併せ持つデリバティブ取引だ。従来の先物取引では契約時に決済満期日と、その日にいくらで売買するのかを決定するが、パーペチュアルには限月が無く、無期限に建玉を保持することが可能だ。なおレバレッジ設定は2倍までとなっている。

今回の上場によりFTX Japanでは、17銘柄の暗号資産を取り扱うこととなった。現在はアバランチの他、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、ソラナ(SOL)、FTXトークン(FTT)、ポルカドット(DOT)、エンジンコイン(ENJ)、オーエムジー(OMG)、ドージコイン(DOGE)、ネム(XEM)、クアンタム(QTUM)、アイオーエスティー(IOST)、テゾス(XTZ)が取引されている。

アバランチはコンセサスアルゴリズムにPoS(proof of stake)を採用するブロックチェーン。AVAXはアバランチのネイティブトークンとなる。

なおアバランチでは異なるデータ構造を採用する3つのブロックチェーンを持つマルチチェーンフレームワークを採用し、重要機能の役割を分担している。そのためContract Chain(C-Chain)、Platform Chain(P-Chain)、Exchange Chain(X-Chain)が存在しており、それぞれに対応したAVAXが発行されている。

「あたらしい経済」編集部はFTXJPへ、今回取り扱い開始したAVAXの対応チェーンについて確認をとっている。FTXJPから確認が取れ次第この記事に追記させていただく予定だ。

以下2022.9.8 15:50追記

今回の取り扱いを開始したAVAXの対応チェーンについてFTXJPに確認をとったところ、「C-Chain」のAVAXにのみ対応しているとのことだった。

なお先行してAVAXの取り扱いを開始したオーケーコインジャパンでは、「C-Chain」と「X-Chain」のAVAXに対応している。

関連ニュース

国内初、DMM Bitcoinがチリーズ(CHZ)取扱いへ、アバランチ(AVAX)も予定

アバランチ「Coreウォレット」、全EVM互換チェーン対応開始

FTX JP、取引自動化できる「クオンツゾーン」提供

FTX Japan、USD/JPYペアの板取引開始

FTX JPでドージコイン(DOGE)上場へ、国内2例目

参考:FTXJP
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道