デジタルガレージが「onlab web3」募集開始、伊藤穰一・Yat Siu・スプツニ子!・ジェームズ比嘉がメンタリング

デジタルガレージ、「onlab web3」募集開始

デジタルガレージが、web3に特化したグローバルインキュベーションプログラム「onlab web3」を開始を9月8日発表した。メンタリングやコミュニティを通じて、国内外のスタートアップ・プロジェクトの挑戦を支援していく。

同社は日本のスタートアップ向けアクセラレーター「Born in Japan〜事業を磨き世界へ〜」と、海外スタートアップのJapan Entry「Unlock Japan〜海外から日本へ〜」の両輪をコンセプトに、未来の社会をともに創るプログラムを実施するとのこと。

本プログラムにはメンターとして伊藤穰一氏(株式会社デジタルガレージ 取締役 兼 専務執行役員Chief Architect)、Yat Siu氏(Animoca Brands 代表取締役社長 兼 共同創業者 / Outblaze CEO 兼 共同創業者)、スプツニ子!氏(アーティスト/東京藝術大学デザイン科准教授)、ジェームズ比嘉氏(Offline Ventures創業者 兼 マネージングパートナー)が、またアドバイザーとしてGen Kanai氏(Animoca Brands ストラテジック・パートナーシップ・ディレクター)、藤岡桃子氏(Parasol ビジネスデベロップメントマネージャー)が参画する。

具体的な支援内容としては、「メンター・アドバイザー・パートナーからのメンタリング機会の提供」、「デジタルガレージのグローバルweb3コミュニティへの参加機会の提供」、「サンフランシスコDG717、東京・代官山コワーキングスペースの利用権の提供」、「海外進出を目指す国内のスタートアップ・プロジェクトへのメディア・マーケティングやグローバルサポート展開支援」、「投資額・調達形式等のアドバイスおよびファイナンス支援(ただし出資を約束するものではない)」などが挙げられている。

なおweb3のグローバルインキュベーターとも提携し、「onlab web3」を「日本発世界のweb3グローバルエコシステム」となるよう目指していくとしている。

本日より「onlab web3」に参画するスタートアップ・プロジェクトの募集を開始するとのことだ。選考通過者には、11月に開催予定のweb3関係者やメディアを招いたイベントでの登壇機会の提供に加え、デジタルガレージのグローバルネットワークを駆使したプロジェクトに必要なさまざまなアセットを準備していくという。

メンターを務める伊藤穰一氏は「非中央集権型の世界で自由にコミュニティを構築し、誰もが “join” できる『web3』がもたらす社会変革は、これからの民主主義や資本主義のインフラとなる可能性を秘めています。社会的な意味のある未来を創っていくためには、今、さまざまな人たちが参画することが重要です。ぜひ『onlab web3』とともに『日本発世界のweb3グローバルエコシステム』を創っていきましょう。私たちは、国内外のスタートアップの方々からの社会的な意味のあるweb3の挑戦を期待しています」と発表でコメントしている。

「onlab web3」の応募受付期間は年9月8日(木)〜10月3日(月)正午となっている。応募に関する詳細は公式サイトより受け付けている。

追記:なお編集部がデジタルガレージの担当者に確認したところ、今回のインキュベーションプログラムでは国内および海外合わせて10プロジェクト程度の採用を予定しているとのことだ(2022年9月12日更新)。

参考:公式サイト

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

設楽悠介

「あたらしい経済」編集長/幻冬舎コンテンツビジネス局局長
幻冬舎でブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。同社コンテンツビジネス局で電子書籍事業や新規事業を担当。幻冬舎コミックスの取締役兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。福岡県飯塚市新産業創出産学官連携協議会委員。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてweb3専門番組「EXODUS」や「あたらしい経済ニュース、ビジネス系番組「二番経営」等を配信中。著書『畳み人という選択』(プレジデント社)。

「あたらしい経済」編集長/幻冬舎コンテンツビジネス局局長
幻冬舎でブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。同社コンテンツビジネス局で電子書籍事業や新規事業を担当。幻冬舎コミックスの取締役兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。福岡県飯塚市新産業創出産学官連携協議会委員。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてweb3専門番組「EXODUS」や「あたらしい経済ニュース、ビジネス系番組「二番経営」等を配信中。著書『畳み人という選択』(プレジデント社)。

合わせて読みたい記事

米資産運用会社VanEck、欧州市場向けにソラナETNにステーキング報酬を導入

米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)が、欧州市場向けに、ソラナ(Solana / SOL) ETN(Exchange Traded Note:上場投資証券)にステーキング報酬を追加した。このことは、ヴァンエックのデジタル資産調査部門の責任者マシュー・シーゲル(Matthew Sigel)氏が自身のXアカウントより10月21日に報告している

【10/25話題】国内の暗号資産ETF等の組成等に向けた提言公表、米MSが株主総会の議決項目に「ビットコインへの投資評価」など(音声ニュース)

「国内における暗号資産ETF等の組成等に向けた提言」、交換業者や証券会社らの勉強会が公表、米マイクロソフト、12月株主総会の議決項目に「ビットコインへの投資評価」を設定、米政府ウォレットから30億円相当の暗号資産が不正流出か、クラーケンがDeFi向け独自チェーン「Ink」を来年Q1ローンチへ、オプティミズムスーパーチェーンで、ユニスワップが「暗号資産ブリッジ機能」追加、9ブロックチェーン間に対応、スイ財団、インキュベーションハブ「SuiHub」をドバイで開設、米マイクロストラテジー会長マイケルセイラー、暗号資産カストディに関する発言で批判浴びる

スイ財団、インキュベーションハブ「SuiHub」をドバイで開設

レイヤー1(L1)ブロックチェーン「スイ(Sui)」の開発を支援するスイ財団(SuiFoundation)が、ブロックチェーン技術の普及とスタートアップ支援を目的としたドバイ首長国拠点のインキュベーションハブ「スイハブ・ドバイ(SuiHub Dubai)」を設立した。このことは「スイ」の公式Xより10月24日発表された

米マイクロストラテジー会長マイケルセイラー、暗号資産カストディに関する発言で批判浴びる

マイケル・セイラー(Michal Sayler)氏が、10月21日に公開されたインタビューの中で述べたコメントに対して批判が集まっている。イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏も、10月23日に自身のXアカウントにてセイラー氏の主張に異議を唱えている