マインクラフト、NFTの導入を認めない方針へ

マインクラフト、NFTの導入を認めない方針へ

人気サンドボックスゲーム、マインクラフト(Minecraft)の開発団体であるモージャンスタジオ(Mojang studios)がマインクラフトにおけるNFTやブロックチェーンの扱いについての方針を示した記事を7月20日に発表した。

モージャンスタジオは現状の方針として「NFTのマインクラフトへの統合は一般的にサポートまたは許可しないものである」と述べており、NFTに対する否定的な姿勢を表明した。

マインクラフトがNFTをサポートしない理由としては以下の3点が挙げられている。

(1)NFTの希少性や排除性はマインクラフトの「誰でもアクセスできるコミュニティ」という理念に反する
(2)NFTの投機的な性質はプレイヤーに利益追求を強いることになり、ゲームのプレイから得られる長期的な喜びを阻害する
(3)NFTは信頼性が低く、プレイヤーに金銭的な損失を与える可能性がある

また、モージャンスタジオはマインクラフトへのブロックチェーンの導入に関しても認めない方針を示している。

「私たちは、ゲーム内の創造物には本質的な価値があると認識しており、その価値が認められるような市場を提供するよう努めています。そのため、マインクラフトのプレイヤーが安全で包括的な体験をできるように、ブロックチェーン技術を当社のマインクラフトクライアントおよびサーバーアプリケーション内部に統合することは許可していません。また、ワールド、スキン、ペルソナアイテム、その他のmodを含むゲーム内コンテンツに関連するNFTの作成に利用することも許可していません」

モージャンスタジオはこれらの方針を踏まえ、新たなガイドラインを作成中とのことだ。

記事では具体的なNFT関連プロジェクトには触れていなかったが、今年に入り、NFTワールド(NFT Worlds)のようなマインクラフトを利用したNFTゲームが登場している。

参考:マインクラフト
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Mikhail-Konoplev

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道