FTX、イーサリアムのリキッドステーキング「Lido DAO(LDO)」上場へ

FTXがLDOの現物と先物取扱い開始へ

暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所FTXが、暗号資産ライドダオ:Lido DAO(LDO)の現物および先物の取引提供を開始することが7月19日分かった。

LDOの取引は19日14時(UTC:世界協定時)に開始される予定で、取引ペアについてはLDO / USDとなっている。また先物は、DEX(分散型取引所)パーペチュアルプロトコル(Perpetual Protocol)を動かすためのトークン「PERP」との取引ペアでサポートされる。

ライドダオは、ライドによるイーサリアム(Ethereum)のリキッドステーキングサービスを構築するDAO(自律分散型組織)。ネイティブトークンのLDOはガバナンストークンとして利用できる。

ライドは、コンセンサスレイヤー(Consensus Layer:旧名称Eth2.0)でユーザーが独自でステーキングする際に必要な最低32ETHを保有せずとも、イーサリアムのイーサ(ETH)のステーキングに少額から参加できるサービスだ。

ライドでイーサステーキングを行うと、イーサと「1:1」の割合で価値が担保されているトークン「stETH」が生成され、ユーザーはイーサの代わりに「stETH」が受け取れる。そして付与された「stETH」でDeFi(分散型金融)を利用して、再度イーサに交換できる他、レンディングなどを行えば利回りを得ることもできる。

なおライドのステーキングサービスはイーサリアムだけでなく、ソラナ(SOL)、クサマ(KSM)、ポリゴン(MATIC)、ポルカドット(DOT)でも提供されている。

またライドダオは18日、イーサリアムのレイヤー2にサービスを拡大する計画を発表している。

LDOは現在、バイナンス(Binance)やクラーケン(Kraken)、ゲート(Gate.io)、バイビット(Bybit)、ジェミナイ(Gemini)、MEXCなどの暗号資産取引所の他、ユニスワップV3(Uniswap V3)やスシスワップ(Sushiswap)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。なお時価総額は約644億円となる(7/19 コインマーケットキャップ調べ)。

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参考:FTX
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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