a16z、約5700億円規模の新web3ファンド立ち上げ

a16zが新たなクリプトファンドを立ち上げ

米ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)が、同社4つ目となるweb3関連ファンド「クリプトファンド4(Crypto Fund 4)」を立ち上げたことが5月25日分かった。

発表によるとa16zは、『現在世界中の才能がweb3に集結しており、今後数年間が「web3の黄金時代」となる』と予測していると説明。そのことこは今回の投資事業拡大を決めたとのことだ。

なおこのファンドの総額は5700億円(45億ドル)となっており、そのうち約1900億円(15億ドル)がシード投資に充てられ、約3800億円(30億ドル)がベンチャー投資に充てられる予定とのことだ。これによりa16zによる暗号資産・Web3関連の総投資額は9600億円(76億ドル)を超えることになる。

これらの資金についてはweb3ゲーム、DeFi、分散型ソーシャルメディア、ブロックチェーンインフラ、DAOなどweb3における多様な領域の有望なスタートアップに投資されるとのことだ。

また同社は投資先の企業をサポートするための運営体制も整えていくとのこと。具体的には、研究およびセキュリティの強化、人材育成、法律と規制に関する支援、マーケティングに関する支援などを行い、web3の黄金時代を環境面から支える予定としている。

なお昨年6月に立ち上げられた「クリプトファンド3」は、約2,400億円(22億ドル)規模のファンドであり、今回の「クリプトファンド4」は3より倍の規模となっている。なお「クリプトファンド3」では初期のシードステージのプロジェクトからレイターステージのネットワークまで、すべてのステージに投資を行うと発表されていた。

関連ニュース

WeWork元CEOがブロックチェーン活用炭素ベンチャー設立、a16zらから調達

web3ゲーム企業AzraGames、a16z主導シードラウンドで約19.2億円調達

a16z、web3やメタバース見据えた約771億円規模のゲームファンド発表

Twitch共同創業者設立web3企業メタセオリー、a16zらから約31億円調達

「Flow」のダッパーラボが約945億円規模ファンド設立へ、a16zやCoatueら出資 

参考:a16z
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Aramyan・BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道