a16z、web3やメタバース見据えた約771億円規模のゲームファンド発表

a16z、web3やメタバース見据えた約771億円規模のゲームファンド発表

米ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)が、ゲーム業界特化のファンド「ゲーム・ファンド・ワン(GAMES FUND ONE)」を5月18日に発表した。

ファンドの規模は6億ドル(約770億円)。その主な投資領域は、ゲームスタジオ、コンシューマー向けゲーム、ゲームインフラとのことだ。

このファンドは「ゲームが次の100年の社会生活、遊び方、働き方を決定する上で極めて重要な役割を果たすという信念のもとに設立した」とa16zのブログで説明されている。

さらに「ゲームは、マイクロトランザクション、web3トークン、ユーザーエンゲージメント、リテンション、マネタイズのためのクラス最高のメカニズムを開拓し、消費者エコシステム全体のイノベーションを牽引しています。そして長期的には、ゲームのインフラと技術は、現在の3000億ドル規模のゲーム産業そのものを凌駕する機会であるメタバースの重要な構成要素になると考えています」と説明している。

そしてファンドへの出資者は、ゲーム業界を牽引するメンバーが集まっている。具体的には、Robloxの創設者のデビッド・バズーキ(David Baszucki)氏、Discord創設者のジェイソン・シトロン(Jason Citron)氏、Twitch共同創設者のケビン・リン(Kevin Lin)氏、Zynga創設者のマーク・ピンカス(Mark Pincus)氏らだ。

ファンドのジェネラルパートナーは、アンドリュー・チェン(Andrew Chen)氏、ジョナサン・ライ(Jonathan Lai)氏、ジェームズ・グワーツマン(James Gwertzman)氏の3名が務める。

なおa16zはTwitch共同創業者設立web3企業メタセオリーへ出資を行なったことを17日に発表した。メタセオリーはブロックチェーンを活用しweb3ゲームとメタバースの構築を行う企業だ。

参考:a16z
images:iStocks/Aramyan・BadBrother
デザイン:一本寿和

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した