web3専門メディア「Decrypt」が約13億円調達、コンセンシスから独立

「Decrypt」が約13億円調達、コンセンシスから独立

web3領域の専門メディア「ディクリプト(Decrypt)」運営のディクリプト社が、1000万ドル(約13億円)を調達したことが5月3日に分かった。企業評価額は5000万ドル(約65億円)とのことだ。

今回の調達資金は「ディクリプト」のニュースチームの増強と、web3関連プロジェクト「pubDAO」の拡大に活用されるとのことだ。「pubDAO」は既存のデジタルメディアのビジネスモデルを刷新するために活動する、メディアDAO(自律分散型組織)だ。

今回の出資には、Canvas Ventures、Hack.vc、Hashkey Capital、Honey DAO、Orange DAO、ConsenSys Inc、 Protocol Labsなど計22の投資家が参加した。

ディクリプトは2018年にイーサリアム基盤技術提供のコンセンシス(ConsenSys)の投資部門コンセンシス・メッシュ(ConsenSys Mesh)内で、世界中の人々が暗号資産とweb3を理解することを目的に立ち上げられたメディアだ。

現在ディクリプト社は、25人のフルタイム従業員を抱え、毎月平均500万のアクセスのあるメディアを運営している。

またディクリプトは、コンセンシス・メッシュから企業として独立(スピン・アウト)したことも発表した。ちなみに独立は、資金調達前に決定していたとのことだ。

参考:Decrypt
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【9/22話題】韓国釜山市がブロックチェーンシティ目指し本格始動、バイナンスが欧州でステーブルコイン上場廃止を視野など

韓国釜山市が「ブロックチェーンシティ」目指し本格始動、約110億規模のファンド設立も、バイナンス、MiCA準拠のためにステーブルコイン上場廃止を視野に、アスター(ASTR)、韓国大手bithumbに上場、ブリッジプロトコル「Wormhole」、「USDC」の「クロスチェーン転送プロトコル」統合

ブリッジプロトコル「Wormhole」、「USDC」の「クロスチェーン転送プロトコル」統合

ブリッジプロトコル「ワームホール(Wormhole)」提供の「ワームホールコネクト(Wormhole Connect)」が、米ドルステーブルコイン「USDC」をブロックチェーン間で転送する「クロスチェーン転送プロトコル(Cross-Chain Transfer Protocol:CCTP)」と統合したことが9月20日に発表された

【9/21話題】コナミのPROJECT ZIRCONとNFTマーケットプレイス「リセラ」、コインチェックにイミュータブル(IMX)上場など

コナミ、初のweb3プロジェクト「PROJECT ZIRCON」とNFTマーケットプレイス「リセラ」発表、国内初、コインチェックにイミュータブル(IMX)上場。エイプコイン(APE)とアクシーインフィニティ(AXS)も、PayPalのモバイル決済アプリ「Venmo」、同社発行のステーブルコイン「PYUSD」を利用開始、ハッシュキーDXがIOSTのノードパートナーに参加、企業向けWeb3サービス開発支援で協力も、Polkadotエコシステムのコミュニティ「PolkaWorld」、資金提供を拒否され運営停止へ