NEAR基盤DeFi「Bastion」が約11億円調達、BSTNも発行

Bastionが約11億円調達、トークンBSTNも発行

NEAR Protocol(ニアプロトコル)基盤の分散型金融(DeFi)プロトコル「バスティオン(Bastion)」が、シリーズAの資金調達ラウンドで約11億円(900万ドル)を調達したことが4月21日分かった。

バスティオンは、ニアプロトコル上に構築された、DeFiレンディングプラットフォームだ。先月のローンチ以来、TVL(Total Value Locked/資産の総ロック量)は約790億円(6.2億2ドル)に達しているという。

この資金調達ラウンドは、スリー・アローズ・キャピタル(Three Arrows Capital)主導の元、FTX Ventures、ジャンプ・クリプト(Jump Crypto)、ジェーン・ストリート(Jane Street)、クリプトドットコム・キャピタル(Crypto.com Capital)、スパルタン・グループ(Spartan Group)、CMSが参加したとのこと。

なお調達した資金は、エンジニアリング、ビジネス開発、マーケティング、プロダクトといった各分野の拡大に充てるとしている。

またバスティオンは、ガバナンストークンBSTNのローンチを併せて発表している。ニアプロトコルのオーロラ(Aurora)に基づいて構築された分散型取引所(DEX)トリソラリス(Trisolaris)で、21日より取引開始されている。

なおバスティオンは先月、パラファイキャピタル(ParaFi Capital)主導の元、デジタルカレンシーグループ(Digital Currency Group)やクリプトドットコム(Crypto.com)より資金調達を実施している。

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参考:Bastion
デザイン:一本寿和
images:iStocks/ChrisGorgio

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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