IOST財団、EVM開発者向け1億ドルファンド立ち上げ

IOST財団がEVM開発者向けの1億ドルファンド立ち上げ

IOST財団(IOST Foundation)が、EVM(イーサリアム仮想マシン)関連開発者向けの1億ドル(約125.5億円)規模のインセンティブファンドを立ち上げたことが4月12日分かった。

このファンドは次世代プロジェクト育成とIOSTのマルチチェーンエコシステムの飛躍的成長を目指したものであるとのこと。

またこのファンドは3月31日にIOST財団が発表した、相互接続されたブロックチェーンネットワークを構築するプロジェクト「Entroverse(エントロバース)」による取り組みのようだ。IOSTのブロックチェーン上に構築されるdApps(分散型アプリケーション)に限らず、他のEVM対応チェーンで展開されているプロジェクトやマルチチェーン展開の計画も支援対象となるとのことだ。

なおファンドの主要投資家としては、シンガポール拠点のベンチャーキャピタル「Big Candle Capital(BCC)」の名前が挙がっている。

発表によると「Entroverse」によるファンドは、「New Ecosystem Fund(ニューエコシステムファンド)」と「Accelerator Fund(アクセラレーターファンド)」の2つによって構成されているとのこと。

「New Ecosystem Fund」は、IOSTのブロックチェーン上に構築されるアプリケーションやメインネットインフラ、ツールの拡張を対象に資金が利用されるとのこと。BCCによるブロックチェーン市場分析レポートやトークンのデザイン支援、dAppsにおける成功事例の分析情報、プロモーションやメディアサポートが提供されるという。

また「Accelerator Fund」では、開発チームやプロジェクトに資本金などが支給されるという。IOSTチェーン上でアプリケーションを構築するチームへの資金援助や、ユーザー活動や預け入れ総額(TVL)に基づきボーナスの不定期支給、業界未経験の開発者チームに対してのサポートが提供されるとのことだ。

関連ニュース

FTX、「JASMY」と「IOST」を先物で取扱へ

オーケーコインジャパン、IOST保有者への「DON」エアドロップを日本円付与で決定

オーケーコインジャパン、IOSTステーキングサービス開始日決定

ハッシュパレット、IOST財団と戦略パートナーシップ締結

RIZINのNFTマーケットプレイスを解説 スポーツ×NFTの可能性とは?

参考:IOST
デザイン:一本寿和

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【9/6話題】テレグラムCEOが逮捕後初の声明、トランプが米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言など(音声ニュース)

テレグラムCEO、逮捕後初の声明発表。同社使命に同意できない国からは撤退の意志も、トランプ、米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言。イーロンマスクと共に米政府財務監査行う姿勢も、スイ(SUI)、機関投資家向け米ドルステーブルコイン「AUSD」利用可能に、モジュラーブロックチェーン「Elixir」、最終テストネット公開、EigenLayer、メジャーアップデート「アイゲンポッドアップグレード」導入、FlowがEVM対応開始、メタマスクでも利用可能に、TONブロックチェーン、総トランザクション数が10億件を突破、半数は3か月、Penpieで27Mドルの不正流出、Pendleは105Mドルの保護に成功

Sponsored

暗号資産決済Mercuryoがマルチチェーンデビットカード提供開始、マスターカードと提携で

暗号資産(仮想通貨)決済プラットフォーム「マーキュリョ(Mercuryo)」が決済大手の米マスターカード(Mastercard)と提携し、ノンカストディアル型のウォレットから暗号資産を直接使えるマルチチェーンデビットカード「スペンド(Spend)」の提供開始を9月5日発表した