9歳少年「Zombie Zoo Keeper」実物作品が三越で展示販売、「Startbahn Cert.」で証明書発行

「Zombie Zoo Keeper」の実物作品が日本橋三越で展示、三越伊勢丹オンラインでは受注販売も

9歳のNFTアーティストであるZombie Zoo Keeper(ゾンビー・ズー・キーパー)のデジタルアートが、フィジカルアート(実物作品)として日本橋三越本店で展示、三越伊勢丹オンラインストアでは受注販売されることが2月7日分かった。美術プリント工房「FLAT LABO」運営のアマナとの共同制作になるとのこと。

「Zombie Zoo Keeper」はNFTアートで世界の注目を集めている小学生アーティストだ。昨年「Zombie Zoo Keeper」は、アーティストである母親の草野絵美氏と共に夏休みの自由研究としてピクセルアートをiPadで制作し、NFTマーケットプレイスのオープンシー(Opensea)で販売を開始。1点20ドル程度で出品された21点の作品は、海外コレクターなどに購入され完売となった。

また昨年9月には二次流通時に4ETH(当時の価格で約170万円)で取引されたことでも話題になった。その後現在までに累計で233点の作品が出品され、全て完売。オープンシーでの総取引量は104ETH(約3,700万円)となっている。なお「Zombie Zoo Keeper」は「2021 Forbes JAPAN 100」にも選出されている。

今回展示・販売されるのは、「Zombie Zoo Keeper」の新作シリーズ「Zombie Zoo Cats」だ。2月22日に開催されるイベント「222 猫好き大集合 in 日本橋三越本店」にあわせ制作された計10作品を「FLAT LABO」がギャラクシーフレーム、アクリルマウント、アクリルキューブの3種のフォトアクリルにプリント・加工したという。なお日本橋三越本店による企画のもと、描いたデジタルアートをフィジカルアートにすることは初の試みとのことだ。

展示は日本橋三越本店の本館2階イベントスペースにて2月16日〜2月22日の期間で行われる。また2月16日~3月1日、3月5日~3月31日の期間では三越伊勢丹オンラインストアで作品の販売も行われる。

ギャラクシーフレームは10作品各5点(計50点)の限定販売で1点132,000円(税込)。アクリルマウントは10作品各10点(計100点)の限定販売で1点 88,000円(税込)となる。またアクリルキューブは数量制限なしで1点13,200円が販売されるとのことだ。

なお今回のフィジカルアート作品には、スタートバーンが提供するサービス「Startbahn Cert.(スタートバーン・サート)」が導入されている。

このサービスはアート作品に対する「Startrailブロックチェーン証明書」と、その情報に紐付いた「ICチップ付き作品管理タグ」を併せて発行・管理ができるようになっており、ICチップは実物の作品に添付される。

「Startbahn Cert.」は、集英社のマンガアートの販売サービス「SMAH」や西武ライオンズがNFTと実物を同時販売した「栗山巧選手2000安打記録達成パネル」などにも利用されている。

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参考:アマナ

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
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