「Dune Analytics」が約79億円調達、従業員数わずか16名のユニコーン

「Dune Analytics」が約79億円調達

ブロックチェーンデータ分析ツール提供のドゥーンアナリティクス(Dune Analytics)が、シリーズBラウンドで約79億円(6,942万ドル)を調達したことを2月2日に発表した。ドゥーンアナリティクスは企業評価額が10億ドルを超え、ユニコーン企業になった。また現在の同社の従業員数は16名だという。

今回のシリーズBラウンドは、ヘッジファンドのコーチュー(Coatue)がリードし、マルチコインキャピタル(Multicoin Capital)やドラゴンフライキャピタル(Dragonfly Capital)などの参加した。

現在ドゥーンアナリティクスが対応しているブロックチェーンはイーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、オプティミズム(Optimism)、バイナンス・スマートチェーン(Binance Smartchain)、xDAIだ。

調達資金は、最大100万人のWeb3データアナリストのコミュニティを構築、より多くのブロックチェーン基盤のサポート、API構築し、チームの大規模拡大に活用していく予定とのことだ。

具体的にはブロックチェーンデータを分析するための教育リソースやアナリストへのリワードなどに利用していくという。ちなみにブロックチェーンデータ分析の教育リソースは、非エンジニアでも理解できるようなものになるとのことだ。

ドゥーンアナリティクスは昨年8月のシリーズAラウンドで約9億円を調達していた。

参考:ドゥーンアナリティクス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother・Maximusnd

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した