南アフリカ規制当局、FTXとBybit利用について消費者へ警告

南アフリカ規制当局がFTXとBybit利用を警告

南アフリカの金融規制当局である金融行動監視機構(FSCA)が、同国の一般消費者に対し暗号資産(仮想通貨)取引所のFTXとBybitの利用について警告を行った。

FSCAは両取引所が、南アフリカの「2002年金融諮問・仲介サービス法(FAIS法)」に基づいた金融上の助言や仲介サービスを提供する権限を有していないと指摘している。

それぞれの書面において、FSCAはFTXとBybitにコンタクトを取ったようだが、「その試みは失敗した」としている。

それに対し、FTXのCEOであるサム・バンクマン・フリード(Sam Bankman-Fried)氏はツイッターで「FSCAから何か働きかけがあったことは知らないが、 本日、対話を開始するために連絡を取りました」とコメントしている。

またFSCAは昨年9月に、大手暗号資産取引所バイナンス(Binance)についても今回と同様の警告を発していた。

関連ニュース

南アフリカ金融規制当局、バイナンスを警告

英広告規制当局、アーセナル公式ファントークンのプロモーションを警告

バイナンスがシンガポールドル取引ペアなどサービス停止、規制当局から警告受け

イタリア国家証券委員会、バイナンス利用を投資家へ警告

参考:FTXへの書面Bybitへの書面
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Abscent84・flowgraph・Ninja-Studi

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/25話題】バイナンス創業者CZに懲役3年が求刑、チェーンリンクの「CCIP」が一般提供開始など

米検察当局、バイナンス創業者CZに懲役3年を求刑、Samourai Walletの創設者らがマネーロンダリングの容疑などで逮捕、ワールドコイン子会社、トレジャリーから「WLD」販売で資金調達へ。ネットワーク成長支援のため、チェーンリンク、クロスチェーン相互運用プロトコル「CCIP」を一般提供開始、ソラミツ、ブロックチェーンアプリの運用管理基盤「磐船(IWAFUNE)」をBaaSで提供へ、HEALTHREEのガバナンストークン「GHT」、海外暗号資産取引所MEXCへ上場決定