フィデリティのビットコイン現物ETF、今週中にカナダで取引開始か

フィデリティのビットコイン現物ETF、今週中にカナダで取引開始か

世界最大手の資産運用企業フィデリティ(Fidelity)のビットコイン現物ETFが今週中にカナダで取引開始される予定であることが分かった。

ブルームバーグのシニアETFアナリストのエリック・バルチュナス(Eric Balchunas)氏がツイートにて明らかにした。

このビットコイン現物ETFの名称は「Fidelity Advantage Bitcoin ETF」で、トロント証券取引所に上場する予定となっている。

11月にフィデリティはカナダでデジタルアセットに関する取引およびカストディソリューションを提供することを発表し、あわせて「Fidelity Advantage Bitcoin ETF」と「Fidelity Advantage Bitcoin ETF Fund)」の仮目論見書を提出していた。

今回、取引が開始される予定の「Fidelity Advantage Bitcoin ETF」はフィデリティ・クリアリング・カナダが提供するカストディアンサービスを利用するという。

カナダではすでにビットコイン現物ETFが取引されている。代表的なのは「3iQコインシェアーズ(3iQ Coinshares)」、「パーパス・ビットコイン(Purpose Bitcoin)」、「CIギャラクシー・ビットコイン(CI Galaxy Bitcoin)」だ。またカナダでは3つのイーサリアム現物ETFもすでに取引されている。

ちなみにビットコインおよびイーサリアム現物ETFは全てトロント証券取引所で取り扱われている。

参考:Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LongQuattro・Simon-Lehmann

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【9/22話題】韓国釜山市がブロックチェーンシティ目指し本格始動、バイナンスが欧州でステーブルコイン上場廃止を視野など

韓国釜山市が「ブロックチェーンシティ」目指し本格始動、約110億規模のファンド設立も、バイナンス、MiCA準拠のためにステーブルコイン上場廃止を視野に、アスター(ASTR)、韓国大手bithumbに上場、ブリッジプロトコル「Wormhole」、「USDC」の「クロスチェーン転送プロトコル」統合

ブリッジプロトコル「Wormhole」、「USDC」の「クロスチェーン転送プロトコル」統合

ブリッジプロトコル「ワームホール(Wormhole)」提供の「ワームホールコネクト(Wormhole Connect)」が、米ドルステーブルコイン「USDC」をブロックチェーン間で転送する「クロスチェーン転送プロトコル(Cross-Chain Transfer Protocol:CCTP)」と統合したことが9月20日に発表された

【9/21話題】コナミのPROJECT ZIRCONとNFTマーケットプレイス「リセラ」、コインチェックにイミュータブル(IMX)上場など

コナミ、初のweb3プロジェクト「PROJECT ZIRCON」とNFTマーケットプレイス「リセラ」発表、国内初、コインチェックにイミュータブル(IMX)上場。エイプコイン(APE)とアクシーインフィニティ(AXS)も、PayPalのモバイル決済アプリ「Venmo」、同社発行のステーブルコイン「PYUSD」を利用開始、ハッシュキーDXがIOSTのノードパートナーに参加、企業向けWeb3サービス開発支援で協力も、Polkadotエコシステムのコミュニティ「PolkaWorld」、資金提供を拒否され運営停止へ