Valkyrieビットコイン現物ETF承認判断が再延期、SEC最終回答は1月に

Valkyrieの現物ビットコインETF承認判断が再延期

米投資会社ヴァルキリー・インベストメント(Valkyrie Investments)が申請中のビットコインの現物ETF(上場投資信託)の承認可否の判断が再度延期されたことが分かった。来年2022年1月7日が最終判断期日となる。

ヴァルキリーのビットコイン現物ETF「Valkyrie Bitcoin Fund:ヴァルキリー・ビットコイン・ファンド」は今年4月に申請が行われ、米SEC(証券取引委員会)はその判断を6月、8月、10月と延期していた。次の期限は12月8日となっていたが、今回の延期は期日の約1か月前の判断となった。

SECは判断の期間を最大で申請の受理日から240日間延ばすことができ、次回1月7日の期日が最終の判断日となる。

なおヴァルキリーは、米国3例目のビットコイン先物ETF「ヴァルキリー・ビットコイン・ストラテジーETF(ValkyrieBitcoin Strategy ETF)」を10月22日より開始している。

また2例目のビットコイン先物FTFを取り扱う米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)も現物ETFをSECへ申請しており、その最終承認可否が11月14日に決定している。

このETFが承認されれば米国初のビットコイン「現物」ETFの事例となり、続く申請にも影響があると思われる。

関連ニュース

ヴァルキリーのビットコイン先物ETFが今夜取引開始へ、米国3例目の承

米SECがVanEckビットコインETF承認再延期、最終回答は11月

参考:SEC
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LongQuattro・Foryou13

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【10/10話題】GUグループがあおぞら銀行とステーブルコイン発行で提携、トランプのDeFiがAave上でサービス立ち上げかなど(音声ニュース)

GUグループがあおぞら銀行とステーブルコイン発行に向け提携、「トークン転換権付き社債」で1.5億円の資金調達も、トランプ一族のDeFiプロジェクト、「Aave」上でのサービス立ち上げ提案、コロンビアのネオバンクLittioがイーサリアムからアバランチへネットワーク移行。RWA需要の高まり受け、米資産運用会社VanEck、3000万ドル規模のブロックチェーン・暗号資産特化ファンド設立、FBI、捜査のために独自トークン「NexFundAI」発行、BLOCKSMITH、顔認証Web3ウォレットで特許取得、MARA、ビットコインマイニング事業にシェールガスを活用する試験開始、カナリーキャピタル、米SECに「XRP現物ETF」のS1申請書を提出、HBOのドキュメンタリー「Money Electric」がビットコインの生みの親はピーター・トッドだと主張し話題に=ロイター

トランプ一族のDeFiプロジェクト、「Aave」上でのサービス立ち上げ提案

米前大統領で2024年大統領選の候補者であるドナルド・トランプ(Donald Trump)氏とその家族が関わる暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial:WLF)」が、DeFi(分散型金融)レンディングプラットフォーム「Aave(アーベ)」のガバナンスフォーラムに提案書を10月9日提出した