ビットフライヤー、対象者へ暗号資産シンボル(XYM)付与を来年3月実施へ

ビットフライヤー、XYM付与を来年3月実施へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットフライヤー(bitFlyer)が、過去のネム(XEM)保有対象者への暗号資産シンボル:Symbol(XYM:ジム)付与について、来年2022年3月中に実施する予定であることを発表した。

10月22日に発表された対応方針によると、シンボルの付与対象者はネム(XEM)のスナップショット時点でビットフライヤーのアカウントにXEMを保有しており、かつXYM付与時にアカウントを継続して利用しているユーザーとなるとのことだ。

シンボル(XYM)とは

シンボルは、2021年3月にネムのブロックチェーンの大型アップデート「カタパルト」によって誕生したブロックチェーン「Symbol(シンボル)」のネイティブ通貨である。現在のXYMの時価総額は約2,440.8億円となっている(コインマーケットキャップ10月25日調べ)。

ネムとシンボルは違うプラットフォームのため、ネム保有者には「オプトイン」と呼ばれる制度によってネム保有量と同量のシンボルが付与される権利があり、今年の3月12日13:26にネムの保有者を対象に行われた「スナップショット」時点のネム保有量に対し、同数のシンボルが付与される予定となっていた。

海外の取引所などでは対象者にシンボルが付与されているところが多く、国内では今年5月にZaif Exchange(ザイフ)がいち早くシンボルの取り扱いと付与を行い、続いて取り扱いを発表したサクラエクスチェンジおよびGMOコインもシンボルの付与を実施している。

またコインチェックは来年3月までに対象者にシンボルを付与することを発表している。

なお対象者へのシンボル付与を予定している国内取引所のフォビジャパン、DMM Bitcoinについては現状具体的な予定などは発表していない。

関連ニュース

GMOコイン、対象者への暗号資産シンボル(XYM)付与を10月20日実施

コインチェックがシンボル(XYM)付与時期を発表、来年3月までを予定

【10分解説】NEM(ネム)、Symbol(シンボル)とは?(CauchyE代表 木村優)

取材】ビットバンク、シンボル(XYM)取引高が世界1位に

参考:ビットフライヤー
デザイン:一本寿和
images:iStocks/dalebor

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

ブラックロック、ビットコインを「ユニークな分散投資」の資産として概説するレポート公開

米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)のアナリストらは、ビットコイン(BTC)をマクロ要因の影響を最小限に抑えた資産とし、同暗号資産が財政、金融、地政学的リスク要因のいくつかに対して「ユニークな分散投資」の資産である理由を概説するレポート「Bitcoin : A Unique Diversifier」を9月18日に共有した

【9/18話題】プログマらの「ステーブルコイン決済プロダクト」が実運用向け開発へ、トランプのDeFiトークン「WLFI」販売計画など(音声ニュース)

プログマとデータチェーン、「ステーブルコイン決済プロダクト」を実運用向け開発フェーズに移行、サークル「USDC」、Suiにネイティブ対応へ、トランプ一族のDeFiプロジェクト、独自トークン「WLFI」販売計画が明らかに、親クリプト派議員マクヘンリーとエマー、エアドロップに対するSECの姿勢問う書簡をゲンスラー委員長に送る、豪中銀、CBDCはホールセール向け優先と決定、ブータン政府、1000億円超のビットコイン保有か=アーカム、イーサリアム次期大型アップグレード「Pectra」、2分割での実施を検討、分散型デリバティブ「ベガプロトコル」がベガチェーンとVEGAトークンのサポート終了へ

Sponsored