【取材】ビットバンク、シンボル(XYM)取引高が世界1位に

ビットバンク、暗号資産シンボル(XYM)の取引高が世界1位に

国内暗号資産取引所ビットバンク(bitbank)の取り扱う暗号資産シンボル(XYM)の取引高が世界1位になったことが10月12日分かった。

ビットバンクの発表によると世界1位を記録したのは2021年10月10日19:30時点で、なおCoinGecko調べによるものとのこと。

ビットバンクは10月5日より、現物取引所の取扱いペアにXYM/JPYとXYM/BTCを追加し、また暗号資産レンディングサービスにおいてもシンボルの取り扱いを開始していた。

取引高世界1位の要因とは?

「あたらしい経済」編集部は、今回の取引高世界一を記録した、その要因についてビットバンク事業開発部へ取材を行った。回答は以下の通り。

ビットバンク担当者:bitbankはXYMを含め計11種類の銘柄で板取引を行うことができ、相場活況時にもダウンしない堅牢な取引システムを格安の手数料で提供しています。

また2021年は「PostOnly注文」「逆指値注文」といった注文機能の拡充や取引所マッチングエンジン性能の改善など、より快適な取引環境を提供するための積極的なサービス改善を実施してまいりました。

お客様のお困りごとやご要望に対して誠実に向き合い、改善を重ねてきた結果の1つとして、XYMの取引高No.1につながったのではないかと考えています。

またXYMはNEM保有者にエアドロップされた背景があり、もともと国内にはNEM保有者が多いため、それに比例してXYM保有者も多くなりました。

大手暗号資産取引所であるBinance(バイナンス)でXYMのエアドロップを受け取った日本の個人投資家は多いと考えられています。

XYMについてBinanceでは入出金のみの対応で売買までは提供していないため、bitbankに上場するタイミングで一気に入出金が行われ、売買されたのではないかということも考えられます。

シンボル(XYM)とは

シンボルは、2021年3月にネム(NEM)のブロックチェーンの大型アップデート「カタパルト」によって誕生したブロックチェーン「Symbol(シンボル)」のネイティブ通貨である。

XYMの時価総額は約1840億円となっている(コインマーケットキャップ10月12日調べ)。

関連ニュース

【取材】ビットバンク、シンボル(XYM)取り扱い開始へ

デザイン:一本寿和
images:iStocks/incohre

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/18題】TikTokのByteDance子会社がSui採用、ワールドコインが「World Chain」今夏ローンチへ

TikTokのByteDance子会社、ゲーム等のサポート事業に「Sui」採用、ワールドコイン(WLD)、独自のイーサリアムL2「World Chain」今夏ローンチへ、日銀、「中銀デジタル通貨」の連絡会議の中間整理を報告、EY、企業向け契約管理ソリューション「EY OCM」ローンチ。イーサリアム上で、ニュージーランド中銀、デジタル通貨の開発協議スタート

【4/17話題】アバランチ上にトークン化のホームエクイティローン、a16zが新ファンドで72億ドル調達など

米ホミウムが「ホームエクイティローン」をトークン化、Avalancheで発行、a16z、5つの新ファンドで72億ドル調達、オフチェーンラボ、新たな不正行為証明「Arbitrum BOLD」をテストネットローンチ、ペイパル、NFTの購入者と出品者を保護プログラムの対象外に、ソラナ上のDEX「ドリフト」、独自トークン「DRIFT」のエアドロップ実施へ、ドイツ連邦銀行とMIT、「中銀デジタル通貨」の共同研究