テスラとBHP、ブロックチェーン活用のバッテリーサプライチェーン構築へ

テスラとBHP、ブロックチェーン活用のバッテリーサプライチェーン構築へ

世界最大の鉱業会社であるオーストラリアのBHPが、テスラ(Tesla Inc.)とのニッケルの供給契約を締結したことを7月22日発表した。

また両社はニッケル供給の他に、ブロックチェーンを用いたエンド・ツー・エンドの原料トレーサビリティー、バッテリー原料生産のための技術交換などバッテリーのサプライチェーンをより持続可能なものにするための方法について協力していくことも発表した。

ニッケルはテスラが販売する電気自動車のバッテリー製造の際に使用される金属だ。なおBHPによると同社は西オーストラリア州のニッケル・ウェストからテスラにニッケルを供給するとのことだ。BHPはニッケル・ウェストを世界で最も持続可能で炭素排出量の少ないニッケル生産地の一つと説明している。

BHPのCCOであるヴァンディータ・パント(Vandita Pant)氏は「電池用ニッケルの需要は、世界的に高まる電気自動車の需要を支えるために、今後10年間で500%以上増加すると推定されています。私たちは、テスラ社とこの契約を締結し、技術と革新に重点を置くという共通点を通じて、バッテリーのサプライチェーンをより持続可能なものにする方法について協力できることを嬉しく思います」とリリースにてコメントしている。

参考:BHP
デザイン:一本寿和
images:iStocks/MikeMareen

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる