ビットコイン価格が「stock to flowモデル」の予測から大幅に乖離、過去2年間で最大に

ビットコイン価格が「stock to flowモデル」の予測から大幅に乖離、過去2年間で最大に

ビットコインの価格予測のために広く用いられているモデルの一つであるStock to Flow(S2F)モデルと実際の価格の乖離が過去2年間で最大となったことが明らかになった。明らかにしたのはビットコインアナリストのPlanB氏だ。

S2Fモデルは現在の備蓄量(Stock)と新規供給量(Flow)をもとに価格を予測するモデルであり、金・銀などの希少性の高い天然資源によくフィットするものとして知られている。 S2Fモデルによると2021年7月4日時点でのビットコインの予想価格は77,918ドルであるが実際の価格は35,287ドルとなっており、予想価格の半分以下となっている。

S2Fモデルを提唱するPlanB氏は7月1日に「6月の終値は35,037ドルでした。2019年1月時点のS2Fモデルと実際の価格の乖離を大きく下回っています。次の6ヶ月はS2Fモデルにとって再び成功するかしないかの分かれ目となるでしょう」と述べ、2019年1月以来最大の乖離になったことを明らかにした。

参考:Medium「Modeling Bitcoin Value with Scarcity」
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LongQuattro・monsitj

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

合わせて読みたい記事

【9/25話題】JPYCとスラッシュが業務提携、コインベースのビットコイン保有量の特定など

日本円ステーブルコイン「JPYC」と暗号資産決済「Slash」が業務提携、米コインベースのビットコイン(BTC)保有量が特定、事業体で最大数に、バイビット、英国でのサービス停止へ、欧州デジタル資産運用のコインシェアーズ、米投資家向けにヘッジファンド部門を新設、米コインベース、FTXヨーロッパの買収を2度検討か=報道、豪州証券取引委員会、クラーケンの現地プロバイダーを提訴へ、web3決済インフラ「トランサック」がパンケーキスワップに統合、オンランプ可能に、クシム、Zaif親会社のカイカエクスチェンジHDと経営統合へ、英規制当局、企業のマーケティング規制への準拠状況を公開、非対応の未登録暗号資産企業に懸念も