米FOX、NFT事業へ110億円の資金投入

米FOX、NFT事業へ110億円の資金投入

米映像制作会社のフォックス・エンターテイメント(Fox Entertainment)が、同社子会社であるアニメーションスタジオのベントボックス(BentoBoxEntertainment)と共に「ブロックチェーン・クリエイティブ・ラボ(Blockchain Creative Labs)」を設立し、NFT事業へ参入することを6月15日発表した。

また両社は、ブロックチェーン・クリエイティブ・ラボのもと1億ドル(約110億円)規模のクリエイターファンドを設立することも併せて発表した。

発表によるとブロックチェーン・クリエイティブ・ラボでは、コンテンツ制作者、IP所有者、広告パートナーに対し、NFTコンテンツや体験、ファンジブルトークン、さらにはデジタルグッズやアセットを構築、ローンチ、管理、販売するためのエンドツーエンドのブロックチェーンエコシステムソリューションを提供する計画であるとのこと。

なおブロックチェーン・クリエイティブ・ラボはフォックス・エンターテイメントの傘下にてロサンゼルスを拠点に運営されるとのこと。また同ラボのCEOには、ベントボックスの共同設立者兼CEOであるスコット・グリーンバーグ(Scott Greenberg)氏が就任し、ラボとファンドの経営を行っていくとのことだ。

ブロックチェーン・クリエイティブ・ラボによるコンテンツ、パートナーシップ、技術的インフラについては、今後数週間のうちに発表される予定とのことだ。

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米FOX、NFTスタジオの立ち上げとIP利用のNFT制作 

参考:bentobox
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Arkadiusz-Warguła・ntoniokhr・BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
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