ジャスティン・サンがビープルのNFTアートを落札

ジャスティン・サンがビープルのNFTアートを落札

暗号資産(仮想通貨)トロン(TRX)の創業者ジャスティン・サン(Justin Sun)氏がデジタルアーティストのビープル(Beeple)氏制作のNFTアートを落札したことが明らかになった。今回サン氏はビープル氏制作のOCEAN FRONT』を600万ドル(約6.5億円)で落札した。

サン氏は3月22日に約75億円(約6,935万ドル)で落札されたビープル氏のNFTアート『THE FIRST 5000 DAYS』のオークションに参加していたが、同作品を購入できなかったことが報じられていた。

今回サン氏が参加したNFTアートオークション「CarbonDrop」では気候変動への意識向上をテーマに、ビープルをはじめとした8名のデジタルアーティスト(Fvckrender、GMUNK、Reisinger Andrés、Sara Ludy、Refik Anadol、Kyle Gordon、Mieke Marple)が制作したNFTアートが出品された。

各アートは合計6,662,054ドル(約7.2億円)を集め米国の非営利団体であるOpen Earth Foundationに寄付された。また各NFTアートには500トンに及ぶCO2排出量のカーボンクレジットが割り当てられており、アートが購入されることによりカーボンオフセットが行わる仕組みとなっている(カーボン・オフセットとは、排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方)。

サン氏は米ブロックチェーンメディアのCoinDeskに対しメールにて「ビープルのアート作品『OCEANFRONT』を獲得できて、とても感激しています」と答え、「私は今最も注目されているNFTアーティストの作品の所有者になっただけでなく、気候変動という現代の主要なアジェンダをサポートすることができます」とコメントしている。

またサン氏は今後もNFTアートを収集していく予定であるとし、「今、私はピカソ、ゴッホ、モネなどの伝統的なアーティストをNFTの世界に橋渡しすることに興味があります」と述べたとのことだ。

参考:CoinDeskniftygateway

(images:iStocks/4×6)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道