米資産運用会社NYLIM初のトークン化ファンド「HYB」、アバランチ上で提供開始

AvalancheでNYLIMのトークン化ファンド提供

運用資産約8,380億ドル(約131兆円)の米資産運用会社ニューヨーク・ライフ・インベストメント・マネジメント(New York Life Investment Management:NYLIM)のトークン化ファンド「HYB」が、アバランチ(Avalanche)上で提供開始された。アバランチの公式Xで9月17日に発表された。

HYBは、NYLIMの米国ハイイールド社債戦略をトークン化した商品だ。米国ハイイールド社債戦略とは、信用格付けが投資適格未満の米ドル建ての社債を中心に投資し、高い利回りの獲得を目指す運用戦略だ。

HYBの正式名称は、「NYLIM Anemoy U.S. High Yield Corporate Bond Segregated Portfolio」だ。セントリフュージの機関投資家向けファンド基盤を利用し、申込・償還の決済には米ドル連動型ステーブルコイン「USDC」を使用する。

HYB自体は、RWA(現実資産)トークン化基盤を提供するセントリフュージ(Centrifuge)が、NYLIMとの提携を発表した6月30日に提供開始されている。HYBはNYLIMにとって初のトークン化商品となる。ParticulaのHYB評価資料によると、HYBはアバランチのほかにイーサリアム(Ethereum)とファロス(Pharos)で展開されているという。

今回の展開によりセントリフュージを通じて、適格投資家がアバランチ上でもNYLIMの同戦略にアクセス可能になった。

セントリフュージによると、トークン化によってNYLIMが運用する基礎ポートフォリオや投資プロセス、リスク管理が変更されることはないという。

なおアバランチの活用事例では、9月10日にインドの農業倉庫・穀物取引事業者アリヤドットエージー(Arya.ag)が、同チェーンの技術を活用した農業金融インフラの構築を進めていると発表された。

また、9月6日には韓国のハンファ投資証券(Hanwha Investment & Securities)が、アバランチに対応したトークン証券プラットフォームを構築したと報じられている。 

 

画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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