アミナバンク、「カントンコイン(CC)」の取引・カストディ対応開始、銀行で世界初

AMINA銀行がCC対応開始

アミナバンク(AMINA Bank)が、カントンネットワーク(Canton Network)のネイティブトークン「カントンコイン(CC)」の取引およびカストディ提供を開始したと5月6日に発表した。

アミナバンクは、スイス金融市場監督機構(FINMA)規制下の暗号資産(仮想通貨)銀行。同行によると、CCの取引およびカストディに対応する銀行としては世界初の事例になるという。

カントンネットワークは、資本市場向けに構築されたプライバシー保護型のパブリックなパーミッションレス・ブロックチェーンだ。プライバシー保護やコンプライアンス、決済ファイナリティなどを重視した設計が特徴とされている。

アミナバンクによると、同ネットワークでは現在、DTCC、ビザ(Visa)、ビットゴー(BitGo)などの企業・組織が、決済、トークン化、カストディ、担保管理などに関する次世代金融インフラ構築を進めているという。

また同ネットワークでは、レポ取引、レンディング、ラップド資産などを含むオンチェーン資本市場エコシステムも構築されているとのことだ。

今回の対応により、アミナバンクの顧客は、FINMA規制下の銀行プラットフォームを通じて、CCのカストディおよび取引ができるようになる。

同行は今回の取り組みについて、カントンネットワーク上でトークン化や決済ワークフローを運用する機関投資家やスーパー・バリデーター、プロ投資家向けの摩擦低減につながると説明している。

アミナバンクの最高プロダクト責任者(CPO)であるマイルズ・ハリソン(Myles Harrison)氏はカントンネットワークについて、既存インフラを後付けで転用したものではなく、規制対象機関向けに設計されたインフラだとの見方を示した。

なおアミナバンクは2025年8月、レイヤー1ブロックチェーン「スイ(Sui)」のネイティブトークン「SUI」の取引およびカストディ対応を開始した。また同年10月には、ポリゴン(Polygon)のネイティブトークン「POL」の機関投資家向けステーキングサービスも提供開始している。

さらに同年7月には、リップル(Ripple)の米ドル建てステーブルコイン「リップルUSD(Ripple USD:RLUSD)」の取引およびカストディに対応した。同年12月には、パクソス(Paxos)傘下のパクソス・デジタル・シンガポール(Paxos Digital Singapore)発行の米ドル建てステーブルコイン「USDG」の取扱いを開始したほか、リップルの国際決済基盤「リップル・ペイメンツ(Ripple Payments)」も導入した。

このようにアミナバンクは、規制金融とオンチェーン金融を接続する機関投資家向け基盤として、ステーブルコイン、オンチェーン決済、カストディ領域などで対応範囲を広げている。

参考:アミナ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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