スイスのデジタル資産銀行シグナム、「スイ(SUI)」のステーキングと担保ローン提供開始へ

SygnumがSUIステーキング提供へ

スイスのデジタル銀行シグナム(Sygnum)が、機関投資家向けに暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)のステーキングおよびロンバードローン(資産担保ローン)を提供開始予定であると8月8日に発表した。

SUIのステーキングは、今後数週間以内に提供開始する予定とのこと。また、SUI担保のロンバードローンは今年第4四半期に提供開始を予定しているという。なお、SUIはシグナムのバランスシート外で保管され、同銀行が破綻しても顧客資産として破産手続の対象外になるとされている。

発表によると、シグナムは7月にSUIを自社の規制された銀行プラットフォームに完全統合したという。また、シグナムはスイ財団(Sui Foundation)の銀行パートナーを務めているとのこと。スイ財団は、レイヤー1ブロックチェーン「スイ(Sui)」のエコシステムの発展を支援する団体だ。なおSUIは、スイネットワークのネイティブトークンだ。

シグナムではSUIが統合してから、同トークンのカストディ(保管)および現物・デリバティブ取引を提供しているとのこと。またシグナムは、SUIの統合に関してスイス初の銀行としている。

なお8月5日、スイスの暗号資産銀行アミナバンク(AMINA Bank:以下、アミナ)がSUIの取引およびカストディサービスの提供開始を発表した。また、アミナは今後数カ月以内にSUIのステーキングサービスを提供予定とした。

参考:シグナム
画像:iStocks/yucelyilmaz

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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