スイスのシグナム銀行、コスモス(ATOM)のカストディとステーキングのサービス開始

シグナム銀行がATOMのカストディとステーキング開始

スイスのデジタルアセットバンクのシグナム銀行(Sygnum Bank)が、コスモス(Cosmos)のネイティブトークン「ATOM(アトム)」のカストディ(保管・管理)およびステーキングのサービス提供開始を5月9日発表した。

シグナム銀行グループは、スイス金融市場監督局(FINMA)から銀行と証券の免許を付与されたデジタル資産銀行だ。同行はシンガポールにおいてもシンガポール金融管理局(MAS)から証券業、先物業、ファンド・マネジメント業(資産運用業)に関わる資本市場サービス(Capital Markets Services: CMS)ライセンスの認可を受けている。

シグナム銀行は、機関レベルのセキュリティを持つ秘密鍵管理や分離されたウォレットにて、カストディおよびステーキングのサービスを提供するとしている。

なおシグナム銀行では既に、イーサリアム(ETH)、カルダノ(ADA)、テゾス(XTZ)、インターネットコンピューター(ICP)などのステーキングサービスを提供している。

またシグナム銀行は今回のサービス開始に加え、コスモスハブ(Cosmos Hub)のバリデーターノードの運用を開始するという。これにより同行はコスモスネットワークのセキュリティおよびガバナンスに貢献するとしている。

関連ニュース

参考:シグナム銀行
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Who_I_am・LongQuattro

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した