BNBチェーン、「Osaka/Mendel」ハードフォーク実施へ。ガス制御やファイナリティ改善

安定性向上を目的としたアップグレード

BNBチェーン(BNB Chain)が、ネットワークアップグレード「オオサカ/メンデル(Osaka/Mendel)」ハードフォークを4月28日2:30(UTC)に実施すると4月27日に発表した。

今回のアップグレードは、これまで進められてきた高速化をさらに推し進めるものではなく、実利用環境における安定性や挙動の一貫性を改善することに焦点を当てたものとされている。

BNBチェーンは過去1年間、「速度」を軸にアップグレードを進めてきた。フェルミ(Fermi)ではブロック生成時間が約0.45秒に短縮され、マックスウェル(Maxwell)では約0.75秒付近での安定化が図られた。さらにローレンツ(Lorentz)ではブロック間隔が約3秒から約1.5秒へと短縮されている。

こうした背景を踏まえ、今回のオオサカ/メンデルでは、サブ秒級の処理速度を前提としたネットワークの挙動調整が主なテーマとなる。

同アップグレードは9つのBEP(BNBチェーン改善提案:BNB Evolution Proposal)で構成され、6つのイーサリアム(Ethereum)のEIP(イーサリアム改善提案)を採用するほか、BNBチェーン独自の変更も含まれる。

具体的には、計算処理やトランザクションに関するガス上限の設定、ガスコストの調整、ブロックサイズの制限などにより、高負荷時でも安定した処理を維持しやすくするという。

またブロブ(Blob)トランザクションの制限やインメモリ投票プールによる高速ファイナリティの改善に加え、新オペコード「CLZ」やJSON-RPCメソッド「eth_config」の導入など、BNBチェーン固有の最適化や開発者向け環境の改善も行われる。

BNBチェーンは、今回のアップグレードにより、トランザクションの一貫性や確定の信頼性が向上するとしている。

同チェーンはすでにサブ秒級の性能を実現しているとしたうえで、今回の取り組みを、実運用における安定性と信頼性を高めるための調整と位置付けている。

 

参考:ブログ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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