X、投稿内で「キャッシュタグ」機能を提供開始。株式・暗号資産の価格確認可能に

Xのタイムライン上で価格チャートを表示

ソーシャルメディア「X」のプロダクト責任者であるニキータ・ビア(Nikita Bier)氏が、投稿内で株式や暗号資産(仮想通貨)の価格情報を確認できる新機能「キャッシュタグ(Cashtags)」の提供開始を4月15日に発表した。なお同機能は米国およびカナダのiPhoneユーザーが対象となっている。

同機能は、ユーザーが「$BTC」などのキャッシュタグやコントラクトアドレスを検索、または投稿すると、該当する株式や暗号資産が自動的に提案される。ユーザーは投稿内のキャッシュタグをタップすることで、X上で価格チャートと関連投稿を確認できる仕組みだ。これにより外部サイトへ遷移することなく、タイムライン上で金融データを閲覧できるとのこと。

ビア氏は、Xがこれまでトレーダーや投資家にとって主要な金融ニュースの情報源であり続けてきたと説明した。そのうえで、タイムライン上で読まれた情報をもとに、毎日数十億ドル規模の資金が動いていると述べている。

今回の機能については、ビア氏が今年1月と2月に「スマート・キャッシュタグス(Smart Cashtags)」として採用の予告をしていたものと同一の機能とみられる。

また同機能について、X上では金融機能の統合として捉える見方も出ている。例えば、Web3領域のコンテンツクリエイターであるタット・タン(Tat Thang)氏は自身のXアカウントにて、キャッシュタグ機能に加え、決済機能「Xマネー(X Money)」や証券取引導線の存在を挙げ、「発見(Discovery)からチャート(Chart)、取引(Trade)、支払い(Pay)まで」が単一のタイムライン上で完結する構造になりつつあると指摘している。

なおXマネーについては、これまでにイーロン・マスク(Elon Musk)氏らがローンチを予告しており、ビザ(Visa)の決済基盤を活用したP2P送金やウォレット機能などが提供される見込みとされている。一方で、現時点では一般ユーザー向けに全面的な提供が開始されたとの発表は確認されていない。

タン氏はまた、これらの金融機能が揃うことでXが月間約5億5,000万人のユーザー基盤を背景に、既存の証券アプリや決済アプリと競合する可能性にも言及している。

 画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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