Etherfuseが新韓証券と提携、トークン化国債の機関投資家向け展開をアジアで支援

Etherfuseが証券会社と連携し既存金融インフラと接続

ブロックチェーン基盤を開発する米企業イーサーフューズ(Etherfuse)が、トークン化された国債への機関投資家アクセス拡大に向け、韓国の大手証券会社である新韓証券(Shinhan Securities)と戦略的パートナーシップを締結したと1月23日に発表した。

イーサーフューズは、国債をブロックチェーン上で表現・管理するための基盤を開発する企業だ。同社は、国債の発行条件や利息の仕組みといった経済的性質を変えることなく、オンチェーン上で扱えるようにする点を特徴としている。また同社によるトークン化国債は、規制下のカストディアンによって保管され、既存の金融市場や規制枠組みとの整合性を重視した設計となっている。なおトークン化された国債とは、政府が発行する国債を、利息や償還条件といった経済的性質を維持したまま、ブロックチェーン上のトークンとして表現する仕組みを指す。こうした国債をトークン化する枠組みをイーサーフューズは「ステーブルボンド(Stablebond)」として提供している。

新韓証券は今回の提携について、信頼性のある既存の金融インフラとブロックチェーン技術を組み合わせることで、韓国国債を含む政府債への効率的な越境アクセスを拡大できる可能性を示すものだと説明した。

また同社は、アジア全域で機関投資家向けデジタル金融を拡張する取り組みを支援しつつ、オンチェーンでの発行・配布における透明性とコンプライアンスに沿った枠組みの構築に関与していく方針も示している。

一方でイーサーフューズは、新韓証券との連携により、ソブリン債トークン化のインフラをより広範なアジアの投資家層に拡張するとしている。今回の提携は、トークン化された国債を既存の資本市場と整合する形で機関投資家向けに流通させる体制構築を目指す動きとして位置付けられる。

 参考:イーサーフューズ
画像:PIXTA

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