Cboe、ビットコインとイーサリアムの「連続先物」を12/15に提供開始へ

Cboeが米国規制下で無期限先物に類似した先物商品を上場

米デリバティブ取引所運営企業シーボー・グローバル・マーケッツ(Cboe Global Markets)が、ビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)を原資産とする「連続先物(Continuous Futures)」を12月15日に提供開始する予定だ。11月17日に発表された。同商品はシーボー・フューチャーズ・エクスチェンジ(CFE)に上場する予定で、現在規制審査中だという。

連続先物は満期を10年に設定しつつ日次で価格調整を行うことで、ポジションのロールオーバーなしで長期保有できるよう設計された先物商品だ。これにより従来は海外取引所が中心だったパーペチュアル(無期限)型先物と類似したエクスポージャーを米国規制下で提供できるようになる。

今回提供されるのは、ビットコイン連続先物「PBT(Cboe Bitcoin Continuous Futures)」とイーサリアム連続先物「PET(Cboe Ether Continuous Futures)」の2種類だ。

連続先物の基準価格には、同社傘下の市場データサービス「カイコ(Kaiko)」の「シーボー・カイコ・リアルタイムレート(Cboe Kaiko Real-Time Rate)」が採用される。また建玉には、現物価格との乖離調整を目的とした「日次資金調整」が毎日適用される仕様だ。

なお今回の連続先物の提供は、これまでオフショア市場中心だったパーペチュアル型先物の需要に対応するものと説明されている。

参考:Cboe
画像:PIXTA

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