メタマスクがマルチチェーン対応へ、EVMと非EVMアドレスを統合管理可能に

メタマスクがマルチチェーン管理可能に

Web3ウォレットのメタマスク(MetaMask)に、複数のブロックチェーンを1つのアカウントで管理できる新機能「マルチチェーン・アカウント(Multichain Accounts)」が正式導入された。メタマスクのブログより10月29日に発表された。

これにより、イーサリアム(Ethereum)などのEVM(イーサリアム仮想マシン)対応ネットワークと、ソラナ(Solana)といった非EVMネットワークを単一のアカウントで扱うことが可能になった。

従来のメタマスクでは、EVM系チェーンと非EVMチェーンでアドレスを個別に管理していたため、同一ウォレット内で資産を一括表示することができなかった。今回のアップデートでは、異なるネットワーク上のアドレスが「マルチチェーン・アカウント」として統合され、ユーザーは1つの画面から複数チェーンの資産を確認・操作できるようになるとのこと。

またメタマスクは今後、ビットコイン(Bitcoin)、トロン(Tron)、モナド(Monad)などのネットワークへの対応拡大も予定しているという。対応済みのネットワークには、イーサリアム、リネア(Linea)、アービトラム(Arbitrum)、ベース(Base)、ソラナなどが含まれる。

同社によると、マルチチェーン・アカウントの導入により、複数ネットワーク間での資産管理がシームレスかつ安全になるという。ハードウェアウォレットは現時点でEVMのみ対応しており、ソラナアドレスはまだグループ化されないが、今後の対応が検討されている。

参考:メタマスク
画像:PIXTA

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