エクウィズがサービス終了へ
ブロックチェーンゲーム「Eternal Crypt – Wizardry BC -(エクウィズ)」が、日本時間12月15日16:00をもって、全てのサービスを終了することになった。公式ブログより10月1日発表された。
発表によると同ゲームのサービス終了は、ゲームパブリッシャーであるZEAL NOVA社の解散に伴い決定されたとのことだ。
なおサービス終了後は、ゲーム内ウォレットに残されている全てのアセットにアクセスできなくなるという。サービス終了後もアセットの保有を希望するユーザーは、サービス終了日までに自身の外部ウォレットへ出金を完了させる必要がある。
なお「Adventurer Genesis Collection (AGC)」を含む冒険者NFTについては、サービス終了までに外部ウォレットへ出庫することで、サービス終了後もゲーム外で画像やメタデータが確認できるとのこと。一方、その他のNFTアイテムについては、サービス終了後、一定期間を経て、画像などが表示されなくなる可能性があるとのことだ。
また10月2日19:00~19:30にて、同プロジェクトのプロデューサー2名が、アナウンス内容の説明と、ユーザーからの意見・質問に答える場として、AMAを開催するという。開催場所はX日本語公式アカウントのXスペースとのことだ。
また今回の発表と同日、エクウィズで使用できる暗号資産(仮想通貨)ブラッドクリスタル(BC)を取り扱う国内暗号資産取引所コインチェックは、Coincheck販売所におけるBCの購入を一時停止するとアナウンスした。
その理由は、エクウィズのサービス終了が公表されたことで、BCの市場流動性に対する不確実性が高まっている状況を踏まえ、販売所でのBC取扱いの継続は現時点では適切ではないと判断したためとのことだ。
エクウィズは、1981年に米国で発表された3Dダンジョン探索型のRPGシリーズ「ウィザードリィ(Wizardry)」の世界観を踏襲しつつ、シンプルで手軽に遊べるクリッカーゲームとRPGの戦略的なプレイスタイルを掛け合わせたブロックチェーンゲーム。
同ゲームは、ドバイのZEAL NOVAがパブリッシングを行い、ドリコムが保有するウィザードリィIPを活用し、チューリンガムと共同で開発・運営されている。なおBCはBOBGが発行元となっている。
コインチェックは2023年8月、「Coincheck INO 」の1号案件として、「Eternal Crypt – Wizardry BC -」初のNFTコレクション「Adventurer Genesis Collection」の販売を行っていた。2023年8月30日から9月4日まで実施したAL(アローリスト)の申込みは、販売個数100個に対して申込み総数11,385個、申込み倍率113.8倍となっていた。
またコインチェック(Coincheck)は2024年10月16日、国内で初となる、ブラッドクリスタル(BC)の取り扱いを開始していた。
参考:エクウィズ・コインチェック
画像:iStocks/berya113