米国株のトークン化資産「xStocks」、イーサリアムに展開へ

xStocksがEthereumに展開へ

株式トークン化プロダクト「xStocks」がイーサリアム(Ethereum)メインネットへ展開予定であると公式Xより9月2日に発表された。

これにより、xStocksの株式トークンがイーサリアム上でERC-20トークンとして発行されるとのこと。近日中にアップル株(AAPLx)、テスラ株(TSLAx)、エヌビディア株(NVDAx)、S&P500連動ETF(SPYx)などのトークン化株式が提供される予定だという。

なおxStocksを提供する米暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)は、数週間以内に対象ユーザーがイーサリアム上でxStocksの入出金が可能になると発表している。

xStocksは、スイス拠点の資産トークン化企業バックド(Backed)が6月30日に提供開始した。xStocksでは、米国主要企業の株式やETF(上場投資信託)がトークン化されている。これらのトークン化株式は実際の株式に1:1で裏付けられており、DeFi(分散型金融)上で24時間365日取引が可能だ。

クラーケンによると、xStocksのローンチ以降の取引量はCEX(中央集権取引所)とDEX(分散型取引所)を合わせて35億ドル(約5,201億円)を超えているという。

xStocksは、ソラナ(Solana)ブロックチェーン上のSPL規格トークンとして発行されており、今回のイーサリアムで2つ目の対応チェーンとなる。今後はBNBチェーン(BNB Chain)上でBEP-20トークン、トロン(Tron)上でTRC-20トークンとしても展開される予定だ。

参考:クラーケン
画像:iStocks/SiberianArt・artacet

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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