スタンダードチャータード・アニモカ・HKTがJV設立、ステーブルコイン発行ライセンス申請意向を届出

アニモカらのJVがステーブルコイン発行ライセンス申請の意向

アニモカブランズ(Animoca Brands)が、スタンダードチャータード銀行(香港)(Standard Chartered Bank (Hong Kong))とHKT(香港テレコム)と共に、ジョイントベンチャー(JV/合弁会社)アンカーポイント・ファイナンシャル(Anchorpoint Financial)を香港に共同設立したと8月8日に発表した。アニモカブランズは香港拠点でブロックチェーンゲーム開発やNFT分野への投資を行うユニコーン企業。HKTは香港の通信大手企業である。

同JVは、香港認可のステーブルコイン発行および普及に重点を置いたビジネスモデル構築を目指す企業とのこと。

発表によるとアンカーポイントは8月1日、香港金融管理局(HKMA)に対してステーブルコイン発行ライセンスの申請意向を届け出たとのことだ。

香港では8月1日に、同地区でのステーブルコイン発行者規制枠組みが施行されている。

HKMAは、ライセンス申請を希望する市場参加者に対し、8月31日までにHKMAへ連絡し、規制上の期待やフィードバックを受けるよう推奨している。今回アンカーポイントはこの手続きを踏んだことになる。

このライセンス申請の意向を届け出た事業者のみが、9月30日までに本申請書類を提出できるようになっている。

なお同3社は、2024年7月に開始されたHKMAのステーブルコイン発行者向けサンドボックスに共同で参加していた企業でもある。なおその他にも中国大手eコマース企業JD.comの子会社であるジンドンコインリンクテクノロジーホンコン(JINGDONG Coinlink Technology Hong Kong)と香港ドルステーブルコイン「HKDR」開発のアールディーインノテック(RD InnoTech)が参加していた。

同サンドボックスでは、香港でステーブルコインを発行する為の運用計画のテストを行うことがHKMAによって許可されていた。

なお参加企業は同サンドボックスに参加するにあたって、機関投資家向けカストディソリューション「ゾディアカストディ(Zodia Custody)」を利用していた。

参考:アニモカ
画像:iStocks/LuckyStep48

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/4話題】イーサリアムのFusakaがメインネット実装完了、MUFGとプログマが日本初のトークン化投資信託を開発へなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored