スタンダードチャータード・アニモカ・HKT、香港ドルステーブルコイン発行に向けJV設立

スタンダードチャータード・アニモカ・HKTが香港ドルステーブルコイン発行で提携

スタンダードチャータード銀行香港(Standard Chartered Bank Hong Kong)、アニモカブランズ(Animoca Brands)、HKT(香港テレコム)の3社が、香港ドル建てステーブルコイン発行のため、ジョイントベンチャー(JV/合弁会社)を設立することを2月17日に発表した。

アニモカブランズは香港拠点でブロックチェーンゲーム開発やNFT分野への投資を行うユニコーン企業。HKTは香港の通信大手企業である。

なお同3社は、2024年7月に開始された香港金融管理局(HKMA)のステーブルコイン発行者向けサンドボックスに共同で参加していた企業でもある。なおその他にも中国大手eコマース企業JD.comの子会社であるジンドンコインリンクテクノロジーホンコン(JINGDONG Coinlink Technology Hong Kong)と香港ドルステーブルコイン「HKDR」開発のアールディーインノテック(RD InnoTech)が参加していた。

このJVでは、今後香港にて可決される可能性のある、新たなステーブルコインの規制体制のもと、ライセンス申請をする予定である。

これにより同JVでは、香港で規制対象となる初のステーブルコイン発行者になることを目指すとのことだ。

同3社が参加していたステーブルコイン発行者向けサンドボックスでは、香港でステーブルコインを発行する為の運用計画のテストを行うことがHKMAによって許可されていた。

なお参加企業は同サンドボックスに参加するにあたって、機関投資家向けカストディソリューション「ゾディアカストディ(Zodia Custody)」を利用していた。

参考:アニモカブランズ
画像:iStocks/ismagilov

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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