イオレが「暗号資産金融事業」の詳細発表
東証グロース上場企業のイオレが、7月1日に参入決定した「暗号資産金融事業」に関する詳細を同月7日に発表した。
イオレは、求人広告プラットフォーム「ジョブオレ」や旅行事業を展開する企業。また同社は2023年1月より、当時では上場企業として日本初となるNFTゲームのギルド運営事業を開始している。なお同事業開始にあたりイオレは、シンガポールを拠点にグローバルでGameFiプラットフォーム「PlayMining(プレイマイニング)」を展開するDigital Entertainment Asset(DEA)と業務提携をしている。DEAの創業者兼CEOの吉田直人氏はイオレの取締役会長でもある。
イオレは今年3月、「暗号資産金融事業」への参入準備を開始することと、AIデータセンター事業に参入したことを4月15日に発表していた。その後7月1日に「暗号資産金融事業」への参入決定が発表されている。
7日の発表によるとイオレの「暗号資産金融事業」では、まず基礎事業として、「暗号資産トレジャリー事業」および「暗号資産レンディング事業」について参入するとのこと。
「暗号資産トレジャリー事業」による暗号資産の購入及び保有については、余剰資金を活用し推進するという。また購入する暗号資産はビットコインを想定しているとのこと。ただし、具体的な購入時期(期間)、購入金額については現在検討中だという。
さらに同事業にあたりイオレは、今後の事業拡大および成長戦略の一環として、資金調達を行う予定であることも明かしている。これら詳細が確定した際には、速やかに適切な方法で開示するとのことだ。
「暗号資産レンディング事業」による暗号資産レンディングサービス提供については、暗号資産交換業者としての登録が必要なく、暗号資産トレジャリー事業とのシナジーも十分であることから参入に至ったとのこと。イオレは同事業によるサービスリリースに向け、システム開発、暗号資産運用モデルの開発等を進めていくとのことだ。
参考:イオレ
画像:iStocks/alphaspirit