分散型オーダーブック「Orderly Network」、EVM互換L1チェーン「Monad」と統合

Orderly NetworkがMonadと統合

分散型オーダーブックを提供する「オーダリーネットワーク(Orderly Network)」が、EVM(イーサリアムバーチャルマシン)互換のレイヤー1(L1)ブロックチェーン「モナド(Monad)」との統合完了を2月19日発表した。

「モナド」は、1秒間に最大1万件のトランザクション(10,000 tps)を処理でき、1日あたり10億件以上の処理能力を持つブロックチェーン。ブロックタイムは500ミリ秒で、ファイナリティ(最終確定時間)は1秒以内に達成されるため、トランザクションコストの削減が期待されている。

またEVMのバイトコードと完全な互換性を持ち、イーサリアム(Ethereum)向けに構築されたアプリケーションをコード変更なしで「モナド」へ移植できる。そして今月20日にはパブリックテストネットが稼働を開始した。

今回の統合により「モナド」エコシステム内のプロジェクトは、「オーダリーネットワーク」の流動性を活用したDEX(分散型取引所)やDeFi(分散型金融)アプリの構築が可能となった。

また「モナド」上の開発者は、「オーダリーネットワーク」が提供するSDK(ソフトウェア開発キット)を利用し、クロスチェーンの流動性を一元管理するオーダーブックに直接アクセスできるという。

なお「オーダリーネットワーク」のオーダーブック基盤アーキテクチャには、アルゴリズム取引を提供するウィンターミュート(Wintermute)や、オルタナティブ投資で主にデジタル資産を運用するセリーニキャピタル(Selini Capital)を含む20以上のマーケットメーカーが対応しているとのことだ。

オーダリーネットワークとは

「オーダリーネットワーク」は、ブロックチェーン全体の流動性を1つのオーダーブックに統合するオムニチェーン取引インフラを提供するプロジェクト。同プロトコルではレイヤーゼロ(LayerZero)のメッセージパッシング技術を活用し、取引時にトークンがチェーン間を移動する必要がないように設計されている。

現在「オーダリーネットワーク」では、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、アービトラム(Arbitrum)、オプティミズム(Optimism)、ベース(Base)、マントル(Mantle)、アバランチ(Avalanche)、セイ(SEI)、モーフ(Morph)、ソニック(Sonic)などのEVMチェーンおよび非EVMチェーンであるソラナ(Solana)に対応している。

参考:オーダリーネットワーク
画像:iStock/ThinkNeo・Lidiia-Moor

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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