コインベースに「Movement(MOVE)」上場へ

CoinbaseにMOVE上場へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、暗号資産ムーブメント:Movement(MOVE)の取り扱い予定を12月5日発表した。

MOVEの取り扱いは、流動性条件が満たされ次第、発表から5日以内に開始される予定だった。 しかし、コインベースは発表の約4時間後、MOVEの取引開始を12月9日まで延期することを報告した。

発表によるとMOVEの取り扱いは、「コインベース(Coinbase:販売所)」及び「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange:取引所)」で行われる。ただし、コインベースのサービス提供地域のうち一部は対象外になる可能性があるとのこと。

なお取り扱われる取引ペアは、MOVE-USDとなっている。

またコインベースでは、イーサリアム(Ethereum)ネットワーク上のERC-20トークンのMOVEがサポートされるという。このネットワーク以外の規格のトークンを、コインベースのアカウントに送信すると失われる可能性があるため注意が必要だ。

MOVEは、アプリケーションやエコシステムの構築を加速することを目的としたモジュール型フレームワークを提供する「ムーブメント(Movement)」発行の独自トークン。なお、「ムーブメント」では、メタ(Meta)のブロックチェーン研究開発部門ディエム(Diem)が開発したプログラミング言語「ムーブ(Move)」が採用されている。

この「ムーブ」は、Diemの元開発チームのメンバーによって開発されたL1ブロックチェーンの「アプトス(Aptos)」および「スイ(Sui)」でも使用されている言語だ。

画像:iStock/Ninja-Studio

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

カルシ、米国向けにセイネイティブの「SEI」と「USDC」入出金に対応

米予測市場プラットフォームのカルシ(Kalshi)で、レイヤー1ブロックチェーン「セイ(Sei)」のネイティブトークンSEIおよび同ネットワーク上の米ドル建てステーブルコインUSDCの入出金が可能になり、同資産を用いたイベント契約取引の資金移動ができるようになった。Xより12月3日に発表されている

シタデル・セキュリティーズ、トークン化証券とDeFiに取引所・証券会社規制の適用を提言。業界側から反発の声も

米大手マーケットメイカーのシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)が、トークン化された米国株式を取り扱うDeFi(分散型金融)プロトコルに対しても、取引所およびブローカー・ディーラーとしての規制を適用すべきだとする意見書を米証券取引委員会(SEC)に12月2日に提出した