ハウス食品、web3ポイントプログラム「CURRY PASSPORT」開始、イーサL2「Base」採用で

ハウス食品がweb3ポイントプログラム「CURRY PASSPORT」開始

ハウス食品グループ本社が、web3ポイントプログラム「CURRY PASSPORT(カレーパスポート)」の開始を12月5日発表した。

「CURRY PASSPORT」は、対象商品の購入や店舗利用など、日常的なカレー体験(クエスト達成)を楽しみながらカレーポイントが貯められるポイントプログラムとのこと。12月5日から2025年1月31日までの期間で実施するという。

同プログラムでは、ポイント数に応じてNFTとなるカレーパスポートのランクがアップし、ランクごとに抽選賞品に応募ができるとのこと。100ポイント獲得するごとに1レベルアップし、一定レベルに到達するとパスポートランクがアップするという。

100ポイントでブロンズ、400ポイントでシルバー、700ポイントでゴールド、1,000ポイントでブラックのランクになるとのこと。

それぞれのランクで抽選応募できる賞品は、ブロンズで100名に「カレーハウスCoCo壱番屋 お食事券1,000円分」、シルバーで50名に「リンゴキッド、NeCo壱ぬいぐるみいずれか1体」、ゴールドで30名に「180g咖喱屋カレー中辛×30箱」、そしてブラックでは10名に「230gバーモントカレー<中辛>×50箱」となっている。

また「CURRY PASSPORT」への登録者全員を対象に「えらべるPay」50ポイントが提供される他、ランクなしでも抽選応募できる3名当選の「アビス ディーププレート 22cm×1枚」も用意されている。

イーサL2「Base」採用

なお今回の取り組みは、国内web3関連企業beyondClub(ビヨンドクラブ)の協力を得たとのこと。同社は、より特別な体験や参加権を持つファン・顧客コミュニティの構築を可能にするNFTロイヤルティプラットフォームを提供している。

また「CURRY PASSPORT」のサイトを確認すると、取得したNFTとなるカレーパスポートは、ブロックチェーン専用エクスプローラー「Base Scan(ベーススキャン)」で閲覧可能であるとのこと。

「Base Scan」は、Ethereum(イーサリアム)のレイヤー2ネットワークである「Base(ベース)」のエクスプローラーであることから、今回のNFTは「Base」上でミント(発行/鋳造)されたものとなる。

実際に「あたらしい経済」編集部が確認したところ、「CURRY PASSPORT」の特設サイトから新規登録を進めると、ウォレットが生成される。画面を下へスクロールするとウォレットアドレスが記載されているため、コピーしたアドレスを実際に「Base Scan」で検索するとカレーパスポートの所有が確認できた。

「Base」は、米大手暗号資産(仮想通貨)取引所Coinbase(コインベース)開発のイーサリアムレイヤー2ブロックチェーン。オープンソースモジュールの「OP Stack(OPスタック)」により構築されており、昨年8月9日にメインネットが正式ローンチした。

なお「OP Stack」は、イーサリアムレイヤー2「OP Mainnet(OPメインネット)」の開発元であるOP Labs(OPラボ)提供のソフトウェアだ。開発者はこのソフトウェアを用いることで、「Optimistic Rollups(オプティミスティックロールアップ)」を採用した独自のレイヤー2チェーンが立ち上げられる。

参考:カレーパスポート
画像:iStocks/olegback

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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