サントリーが数量限定ビールにNFT、アバランチ採用で

サントリーが数量限定ビールにNFT

国内飲料メーカーのサントリーが、数量限定のNFT付き瓶ビールを提供開始した。なお同NFTはアバランチ(Avalanche)ブロックチェーン基盤のものとなる。アバランチの公式ブログより11月20日発表された。

なおこの取り組みは、サントリーによる初のパイロットプロジェクト。対象商品は「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム 山崎原酒樽熟成 2024」。同社が販売する麦芽100%のプレミアムビール「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」を同社の山崎蒸留所のモルトウイスキー原酒に使用された樽にて熟成させた商品だ。1本715mlで6,600円でAmazon等で販売されている。

今回の取り組みでは、対象商品のボトルのネック部分にNFC(近距離無線通信)技術が搭載されているとのこと。同商品のキャップを開けてNFCテープを切ると、消費証明としてNFTが消費者に付与されるとのことだ。

なおこれと類似した事例として、SBIトレーサビリティが提供するブロックチェーントレーサビリティサービス「SHIMENAWA(しめなわ)」による取り組みがある。

同サービスではNFCおよび米R3開発のエンタープライズ向けブロックチェーン「コルダ(Corda)」を活用し、日本酒の「真贋証明」や「開封検知」、「正規品管理機能(出荷先情報の紐付け)」、「日本酒のストーリー可視化(ファンマーケティング機能)」が提供されている。

また同サービスは、日本酒の不正な流通を防ぐことを目的に提供されているが、消費者がNFTを受け取れる機能も実装されている。なお「SHIMENAWA」はこれまでに「獺祭」の旭酒造や「作(ZAKU)」および「鈴鹿川」の清水清三郎商店、「梵」の加藤吉平商店が採用している。

参考:アバラボ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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