現物ビットコインETFの取引2日目、取引高は約4500億円を記録

グレースケールとブラックロックがリード

1月10日(現地時間)に米証券取引委員会(SEC)が承認した現物ビットコインETF(上場投資信託)は、1月11日午後の時点で46億ドル(約6,686億円)相当の株式が取引され成功をおさめたが、12日も活発な取引により総取引高は31億ドル(約4,499億円)を超えた。これにより現物ビットコインETFの2日間の取引高は、累計77億ドル(約1.1兆円)に達した計算になる。

ブロックチェーン専門メディアのザ・ブロック(The Block)が1月12日にまとめたYahoo!ファイナンスのデータによれば、新規ビットコインファンドの発行体では、ブラックロックが5億6,400万ドル(約818億円)、フィデリティが4億3,100万ドル(約625億円)の出来高を記録したという。

またグレースケールによるグレースケール・ビットコイン・トラスト(Grayscale Bitcoin Trust)は11日と12日、最も活発に取引された現物ビットコインETFとしてランク付けされ、11日の総取引高は約23億ドル(約3,338億円)、12日には約18億ドル(約2,612億円)が取引されたという。

なおブルームバーグ・インテリジェンスのジェームス・セイファート(James Seyffart)氏によれば、取引初日、ビットワイズ(Bitwise)が合計約2億3800万ドル(約345億円)の資金流入でトップに立ち、フィデリティ(Fidelity)が約2億2700万ドル(約329億)で続いている。

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参考:ザ・ブロック
images:iStock/Nastco

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

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同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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