国内初、SBI VCトレードにエックスディーシー(XDC)上場

SBI VCトレードにエックスディーシー(XDC)上場

国内暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードが、暗号資産「エックスディーシー(XDC)」の取り扱い開始を5月31日発表した。なお「XDC」は国内取引所において初めて上場する暗号資産だ。

「XDC」は、XDC Networkのネイティブトークンだ。同ネットワークは貿易金融の効率化を目的とする、企業や金融機関などエンタープライズに特化したブロックチェーンとのこと。SBI VCトレードによると「XDC」は、貿易金融における取引の透明性・追跡性の向上やコスト削減、スマートコントラクトを活用した取引スピード向上や信用リスク低減など、世界中の貿易マーケットの効率化につながると考えられているという。

またXDC Networkは、米R3社開発のエンタープライズ向けブロックチェーンプラットフォーム「Corda(コルダ)」と連携し、「コルダ」にて決済用トークンとして「XDC」を利用できる等、ハイブリッドブロックチェーンとして稼働可能である特徴を有しているとのことだ。

今回の「XDC」取り扱いに先駆けSBI VCトレードは、5月11日にXDC Networkとのパートナーシップ提携を締結していたという。これにより同取引所はXDC Networkの日本国内の普及に向けた取り組みを行っていくことについて合意したとのこと。

SBI VCトレードは今回「XDC」を、販売所での売買、積立サービス、貸しコインサービスにて取り扱い対応するとのこと。今後は「XDC」のステーキングサービスや入出庫サービスの提供も予定しているとのことだ。

なおSBI VCトレードでは「XDC」と同日から取り扱いを開始したオアシス(OAS)を含め、5月31日から合計17銘柄の暗号資産を取り扱うことになった。

現在SBI VCトレードでは「XDC」と「OAS」の他、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、チェーンリンク(LINK)、ポルカドット(DOT)、カルダノ(ADA)、ドージコイン(DOGE)、ステラルーメン(XLM)、テゾス(XTZ)、ソラナ(SOL)、ポリゴン(MATIC)、アバランチ(AVAX)、フレア(FLR)が取り扱われている。

関連ニュース

参考:SBI VCトレード
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる