アービトラム、DAOに194億円相当の「ARB」をエアドロップ

アービトラム(ARB)がDAOに1億2000万ドル相当のARBを配布

イーサリアム(Ethereum)レイヤー2スケーリングソリューションのアービトラム(Arbitrum)が、DAOに対して総額1億4500万ドル(約194億円)相当となるARBトークンのエアドロップを開始した。

このエアドロップは、アービトラム財団(Arbitrum Foundation)の提案によって設立されたアービトラムDAO(Arbitrum DAO)が発表されたときに割り当てられたものである。

なおエアドロップの対象になったのは125のDAOであり、Treasure DAOとGMXは800万枚、SushiSwap、Balance、Uniswap、Curve、Dopexが300万から500万枚のARBを受け取ったことが分かっている。

アービトラム財団はエアドロップの実施予定を4月19日に発表。実際にエアドロップが開始されたのは4月25日となったようだ。このことはナンセン(Nansen)などの分析会社によって報告されている。

アービトラム財団は公式ツイッターにて「これらのDAOとサブコミュニティが、アービトラムの成長とガバナンスを促進するためにトークンの割り当てをどのように利用するかを楽しみにしています」と語っている。

アービトラムでは3月28日にアービトラム財団による提案「AIP-1」に対して初めてのガバナンス投票を実施したが、同財団がコミュニティの承認を得る前にDAOトレジャリーから7.5億ARBを受け取り、そのうち5000万ARBを使用するなどしてコミュニティの反感を買い反対票多数で終了していた。

その後まだ使用されていない7億ARBをDAOトレジャリーへ返還することを要求する「AIP1.05」が提出され投票が実施されたが否決され、またフォローアップ提案である「AIP1.1」では7.5億ARBを財団に譲渡するという内容が含まれていたが、これは承認されている。

関連ニュース

デザイン:一本寿和
images:iStocks/wvihrev

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【5/2話題】ビットコインが下落、米検察がブロック捜査、レイヤーゼロがスナショなど

ビットコインが6%近く下落、FOMC控え 最高値から22%安、米連邦検察、米決済ブロックの社内業務を調査=報道、レイヤーゼロがスナップショット実施、エアドロ間近か、テザー社、Q1が過去最高益45億ドル超に、純資産額も初公表、米セキュリタイズがブラックロックらから4700万ドル調達。サークル、アプトスラボ、パクソスも参加、HashKey DX・リップル・SBI Ripple Asiaが提携、法人向けの「XRP Ledger」の日本市場導入で、「スイ(SUI)」のミステンラボ、グーグルクラウドと提携、親クリプト派マクヘンリー米下院議員、SECのイーサリアム調査を非難、ストライプで「AVAX」の購入が可能に、アバランチとコアウォレットに統合で、ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に、イーサリアムL2「Scroll」がアップグレード実施、EIP-4844に対応、クリプトヴィレッジのLocal DAO、旧山古志に続き「長野県天龍峡」と「宮崎県椎葉村」を選定。「Nishikigoi NFT」保有者の投票で決定へ

ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に

「ユニスワップ(Uniswap)」のモバイルアプリ「ユニスワップウォレット(Uniswap Wallet)」にオンランプ機能「ロビンフッドコネクト(Robinhood Connect)」が統合され、同アプリではロビンフッド内の資金で暗号資産(仮想通貨)の購入が可能となった。このことはユニスワップが4月29日発表した