UAEアブダビ、web3スタートアップ支援で約2675億円規模のイニシアチブ開始

アブダビが約2675億円規模のエコシステムを開始

アラブ首長国連邦(UAE)の首長国であるアブダビが、同国のグローバルテック育成プログラム「ハブ71(Hub71)」において、国内のweb3及びブロックチェーン技術促進のためのイニシアチブ「ハブ71+デジタルアセット(Hub71+ Digital Assets)」を開始することが2月13日発表された。

この発表によると「ハブ71+デジタルアセット」では、アブダビのweb3スタートアップやブロックチェーン技術に対し、幅広いプログラムや潜在的企業・政府・投資パートナーへの参入機会を提供するという。

またスタートアップらへ資金提供を行うため、同取り組みには20億ドル(約2675億円)の資金投入が行われるとのことだ。

ハブ71の副最高責任者のアフマド・アリ・アルワン(Ahmad Ali Alwan)氏は、この取り組みの立ち上げについて「世界規模で変革し続ける革新的なビジネスに対するアブダビの開放性を表している」とし、「web3スタートアップは、ブロックチェーンに基づくインターネットの未来への移行に重要な役割を果たす」と述べている。

なおアラブ首長国連邦では、アラブ首長国連邦中央銀行(CBUAE)が中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行を含む「金融インフラ変革プログラム(FITプログラム)」を2月12日に発表している。

「FITプログラム」は「金融サービス部門を支援し、デジタル取引を促進することで、アラブ首長国連邦(UAE)をイノベーションとDXの中心地とすること」を目的としたプログラム。

同プログラム第1段階の「デジタル決済サービスの拡充」にCBDCの発行は含まれいる。なおCBUAEは2026年までに「FITプログラム」を完了することを目指している。

関連ニュース

参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Mahmoud-Ghazal

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

合わせて読みたい記事

【5/2話題】ビットコインが下落、米検察がブロック捜査、レイヤーゼロがスナショなど

ビットコインが6%近く下落、FOMC控え 最高値から22%安、米連邦検察、米決済ブロックの社内業務を調査=報道、レイヤーゼロがスナップショット実施、エアドロ間近か、テザー社、Q1が過去最高益45億ドル超に、純資産額も初公表、米セキュリタイズがブラックロックらから4700万ドル調達。サークル、アプトスラボ、パクソスも参加、HashKey DX・リップル・SBI Ripple Asiaが提携、法人向けの「XRP Ledger」の日本市場導入で、「スイ(SUI)」のミステンラボ、グーグルクラウドと提携、親クリプト派マクヘンリー米下院議員、SECのイーサリアム調査を非難、ストライプで「AVAX」の購入が可能に、アバランチとコアウォレットに統合で、ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に、イーサリアムL2「Scroll」がアップグレード実施、EIP-4844に対応、クリプトヴィレッジのLocal DAO、旧山古志に続き「長野県天龍峡」と「宮崎県椎葉村」を選定。「Nishikigoi NFT」保有者の投票で決定へ

ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に

「ユニスワップ(Uniswap)」のモバイルアプリ「ユニスワップウォレット(Uniswap Wallet)」にオンランプ機能「ロビンフッドコネクト(Robinhood Connect)」が統合され、同アプリではロビンフッド内の資金で暗号資産(仮想通貨)の購入が可能となった。このことはユニスワップが4月29日発表した